メルカリ内に誰でもお店がつくれる「メルカリShops」スタート 地方のお店がより身近な存在に

スマホ1つでネットショップを開設できるEコマースプラットフォーム「メルカリShops」が10月7日（木）より本格スタート。これに合わせ初期費用無料、月額利用料無料、販売手数料無料キャンペーンを発表した。

メルカリはスマホ1つでネットショップを開設できるEコマースプラットフォーム「メルカリShops」を10月7日（木）より提供開始した。

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メルカリに出品するのと同様の体験でショップを持つことができ、月間2000万人超のユーザーベースにリーチできる。

これによりユーザーは、クリエイターのハンドメイド作品や農家直送の野菜・果物、飲食店のグルメ、地方の特産品などを生産者や作り手からダイレクトに購入できるようになる。

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メルカリShopsでは7月28日より、クリエイターや生産者、小規模事業者を対象に試験提供を行っていた。

サービスを提供する株式会社ソウゾウの代表取締役CEO 石川佑樹氏はプレオープン後の状況について「EC初出店の出品者は全体の57%。ある山形の会社ではEC初出店で月商1000万円を達成した。また全体の6割が地方からの発送だった」と振り返る。

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先行してサービスを試した熊本の果実農園 ハナウタカジツの片山和洋氏はメルカリShopsの効果について「スタート3日でクラフトコーラ70本（20万円分）を販売できた」と話す。

飛騨高山のトマト農家 まるかじり農園の石垣拓氏、石垣育恵氏は「開店1ヶ月で170名のお客様に買い物をいていただいた。畑に出ながらスマホを操作できるのが利点」と、メルカリShopsのメリットを語った。

サービス始動で機能拡充

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サービス本格提供開始にあたり、送り状の一括配送手続き、大口の個数も対応可能になる店舗オーナー向けのメルカリ便サービスもスタートする。

またお酒カテゴリの開放など、機能やサービスを拡充した。

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追加施策として初期費用、月額利用料無料に加え、12月31日まで販売手数料無料も発表。

また購入者向けに、最大50％ポイント還元キャンペーンも開始する。

渋谷には3D店舗が登場

Hiroshi Ishii / BuzzFeed

デジタル庁が制定した「デジタルの日」（10月10日、11日）に向け、10月7日（木）〜13日（水）の期間限定で渋谷・宇田川町に3Dシャッター店舗が登場した。

出店するのはEC初出店の農園、創業180年の老舗醤油・味噌醸造店、新型コロナウイルスによる影響を受け物販に力をいれた漬物屋など、メルカリShopsに事前出店した地方の4店舗。

Hiroshi Ishii / BuzzFeed

店舗を再現したシャッターには商品とQRコードが描かれており、対応するQRコードからそのまま商品を購入することができる。