キリンの人に聞いた「ビールのおいしい飲み方」が参考になりすぎた

    何気なく飲んでいるビールですが、実は奥が深いですよ。

    このあいだ面白いセミナーに参加してきました

    キリンビールのオンラインセミナー「あなたもできる!おいしいビールの技術講座」です。

    キリン横浜工場で開催されていたビールセミナーが、今年はオンラインで開催されています。

    画面はビールセミナー講師の後藤沙耶香さん

    このセミナーは、ビールの基礎知識を学び、実際にビールを飲んで味の違いを体感するというもの。

    この実飲がかなり興味深かった。同じビールでも温度、注ぎ方、器が違うと味に差が生じるのです。

    セミナーの一部をかいつまんで紹介します。

    "ビールとはなにか"を学ぶ

    突然ですが、ビールの主原料をご存知ですか?

    麦芽、酵母、ホップ、そして水、主にこの4つだけなんです。

    たった4つの組み合わせなのに、作り手や産地、温度によって味が変わるんだから、ビールって面白いですよね。

    この他にもさまざまな副原料を加えて個性を際立たせるのですが、2018年の酒税法改正によって使用できる副原料の種類がふえ、今では100種類以上のビールが市場に出回っているそうです。

    中には副原料に味噌や牡蠣を使用したビールもあるそうです。

    注ぎ方で味が変わりすぎる

    基礎知識を学んだあとは、事前に送付されたビールと資料を使いながらの体感セクションです。

    そのひとつ「ビールの泡なし泡ありの違い」を紹介します。

    こちらはカップに注いだ一番搾り 清澄みです。

    一見すると、右の泡ありの方が美味しそうに見えますよね?実際に飲み比べると、参加者の好みが分かれていました。

    泡なしは香りが直線的で、キレのある飲み口。対して泡ありは香りがふわっと漂い、クリーミーでまろやかです。

    横から見ると炭酸の立ち上り方も違います。

    キレのあるビールを一定のおいしさで味わいたいなら泡なし。

    泡の感触を楽しみながら、味の変化を楽しむなら泡ありで飲むのがよいと教わりました。

    ぜひ試してみてください。

    器が違うと味が変わる?

    冷えた缶のままグイッと飲むのもいいですが、ビールのポテンシャルはグラスに移してこそ発揮されるものです。

    グラスに移すと何がいいか。そのひとつが泡です。

    泡が蓋の役割をはたし、炭酸ガスが抜けるのを防いでくれます。さらにビールの苦味が泡にくっついて、刺激をやわらげてくれるのです。泡についた苦味は少しずつ液体に浸透するので、微妙な味の変化が楽しめます。

    グラスの形状によっても味や香りが変わります。

    例えば左の高さのあるグラスは泡立ちがよく、爽快感のある飲み口です。

    対して右の持ち手のあるグラスは香りが集まる形状になっているので、ホップの香りがより楽しめます。持ち手があることで体温が伝わらないというメリットもあります。

    手っ取り早くビールを美味しく飲むなら、グラスに移すのがおすすめです。

    グラスの素材にも特徴が

    ビールグラスというとガラス製が一般的ですが、木や陶器などさまざまな器がありますよね。素材によって泡立ちや飲み口が変わります。例えばこのような特徴があるそうです。

    陶器:表面の凸凹によって空気を含み、クリーミーな泡に仕上がる

    磁器:ツルッとした素材で口当たりがよく、スッキリとした味わいに

    木:ぬくもりがあり、口当たりが優しい

    金属:冷たさをしっかり感じられる

    こんな感じでビールの教養を深める2時間みっちりの講習会でした。

    こちらのセミナーはキリンオンラインショップ「DRINX」から事前に申し込みをします。

    残念ながら今年の募集は終了してしまいましたが、もし興味があればまた来年受講してみてください。

    ビールの新たな発見があるはずです。

    ※未成年者の飲酒は法律で禁じられています。お酒は二十歳になってから。