大人にこそ読んでほしい。Twitterで話題の「グっとくる」絵本
なかなかの読み応えです。
1.死んだら、どうなる?

作者は詩人の谷川俊太郎。
友達のかないくんが死んでしまった時、主人公が感じた違和感からストーリーが始まる。
「死ぬって、ただここにいなくなるだけのこと?」
かないくん、人生の課題を与えられた気がした絵本。
2.大人だからこそ、なんだかギクッとする

作者は宮部みゆき。
人間が持つ“悪”の部分に、ハッと気付かされる。
小説家の絵本と言えば宮部みゆき先生の「悪い本」が自分の内側を撫でられるようなゾワっとする感じで怖いので大人はみんな読めばいい 子供も読んで意味わかんなくて大人になってから意味に気がついてゾワッとすればいい

「あなたは いま 悪いことが かいてある本なんか ほしくないと おもったでしょう
でも、それは まちがいです」
3.絵本なのに、大人がキュンとする

リア充なワンちゃんたちがひたすら愛を語る一冊。
これに大人たちが悶えている…。
お母さんに、おーなり由子さんの「幸福な質問」って絵本をもらった。 ずいぶん前に、おーなりさんの絵本も読みたいなって言ってたのを覚えててくれたみたいで嬉しいけど、これ読むと「うおおおおこんな人と出会いてえええ恋愛してなさすぎてやべええええ犬になりたい!!」って気持ちになるんだよなあ
昨日の結婚式で「幸福な質問」という絵本の朗読があったのですが、とてもよいお話できゅんきゅんしました!あの絵本ほしいな〜〜♡
結婚式で朗読!
4.村上春樹が翻訳して話題に

少年と、少年のためを思って自分を顧みずに尽くし続ける木の話。
「本当にそれで幸せなの?」という問いとともにストーリーが展開していく。
おおきな木って絵本をみつけまた泣いてますこのババア
旧訳版と村上春樹の新訳版の二つのバージョンがあり、どちらが好きか、意見は分かれているよう。
ずっと探していた、子供の頃に読んだ「おおきな木」に再会。 本田錦一郎氏の訳だった。 わたしは新訳よりこちらの方の訳がしっくりくる。 絶版しているのでなかなか見かけないでいたけれど、ようやく巡り会えた。
5.いじめの現実を静かに語る

作者に送られてきた一通の手紙をもとに書いた実話。
いじめに苦しむ人がいる、苦しめたことに気付かずそのまま生きていく人がいる現実を描いている。
わたしのいもうと これは…やっぱり小学校中学年の頃、道徳の授業で紹介されたのかな。絵本。知ってる人も多そうだけど、作者の松谷みよ子さんのもとに送られてきた手紙をもとに書かれたもの。いじめられた子のお話。これはあんまり語ると重すぎるのでこのぐらいにしときます。
確か松谷みよ子の絵本だったか、「わたしのいもうと」って本があるんだが、これがまた重たい重たい。ただ、現実として「そうなってしまっている」のを「放置してしまっている」のがさらにつらい。いじめ問題のひとつのテキストとしては最上級のものだと思うので、ぜひ読んでいただきたい。
6.まるで映画みたいな一冊

文字は一切なし。
浜辺に流れてきたカメラを拾った少年が、それを現像して写真にしていく。
ページをめくるたび鮮やな絵が視界に広がり、まるで映画を観ているよう。
『漂流物』デイヴィッド ウィーズナー 文章が一切なく、絵だけでストーリーが展開していく絵本。まるで無声映画のようで面白かったです。http://bit.ly/lh6aUv #ehon
今夜の読み聞かせ絵本は掘出し物。「漂流物」デイヴィッド・ウィーズナー作 台詞やト書きは一切無い。でも凄くイマジネーションかきたてる。
7.読み返すなら、これ。

当たり前に何度も生き返り、色んな飼い主のもとに生まれる猫のお話。
やっぱりこちらは定番。
#あなたの大好きな児童文学教えてください 「100万回生きたねこ」 これは別格。大人になった現在でも何度も読み返す絵本。
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