二階堂ふみ熱演 「何者」で描かれる“意識高い系”のリアルな姿

    あるあるかも…

    先日公開された、映画「何者」。

    物語のテーマは就活やSNS。話題のキャストたちが大学生のリアルな姿を演じます。

    なかでも、“意識高い系”の言動は「こういう人いそう……」と思わざるを得ません。

    二階堂ふみ演じる理香や岡田将生演じる隆良のキャラクターが、驚くほどリアルに描いています。

    映画のなかに登場したグサッとくる“あるある”がこちら。

    1.SNSでは「仲間」や「刺激」を多用。

    映画では「就活仲間と刺激しあってる」などとツイートする場面が。

    そういった理香の姿を「さむい」と内心で思っているのが、主人公の拓人です。

    2.とにかく「人脈」が好き。

    理香以外のキャラクターも使用し、注目されるのが「人脈」という言葉。

    たしかに多くの人と関わるのは大切ですが…。

    主人公の拓人が「ちゃんと生きているものに通ってるものを『脈』って言うんだよ」と述べるシーンもあります。

    3.学生でも名刺をつくる。

    理香はOB訪問時に自分の名刺を企業の社員に渡します。

    名刺には、大学や学部だけではなく、在学中に携わったプロジェクトでの役職名まで並んでいます。

    もらった名刺はファイルに閉まっておくのだとか。それを満足そうに眺める姿を見て、拓人は「子供のカードゲームのようだ」と思います。

    4.いろんな役職を自称する。

    たしかに名乗ったもの勝ちかもしれませんが、主人公・拓人は違和感をおぼえていました。

    5.マウンティングしがち。

    意識が高いのは決して悪いことではないはず。それなのに、“意識高い系”と揶揄されてしまう人の特徴の一つが、人を見下す姿勢です。

    プライドが異常に高く、自分の意見を押し通したがる人物として理香は描かれています。

    6.「忙しい自分」が大好き。

    “忙しいアピール”も、意識高い系あるあるですね。

    映画には理香が「私、忙しいのとか結構好きなタイプなんだ」と発言するシーンもあります。

    7.とにかく、“がんばっている姿”を見せつけたい。

    映画のなかで、意識高い系は“がんばっている姿”を自らアピールします。

    具体的な成果もないまま、意識だけが高く高くのぼっていき、収集がつかなくなる。

    その描写はイラッとするほどリアルで、目をつむりたくなるほどです。

    しかし、物語が進むにつれ、こぼれてくる本音も見どころ。就活という人生の節目でもがく彼らに、胸が締め付けられます。