訪ねたのは、白いTシャツだけを集めて販売している白T専門店「#FFFFFFT」。毎週土曜の営業日には行列ができるほど、話題のお店です。
お店を運営する“白Tハンター”こと夏目拓也さんに選び方を聞いてみました。
似合う1枚、お気に入りの1枚をみつけるためには…
うちのスタンスは、ベストな白Tは人それぞれ違う、という考え方です。
なので、どんな人が来ても必ず自分の一枚に出会ってもらえるよう、幅広いラインナップは常に心掛けています。
一口に白Tって言っても当然色々ありますが、ラインナップを揃える上で一番わかりやすいのは、まずネックの形状です。
ポイント1:似合うネックを試してみる。
ネックは、いわゆる丸首、クルーネックが代表的です。ほかにVネックがあったり、クルーネックとVネックの間のUネックみたいなものがあったり。
Vネックしか着ないという人もいますし、クルーネックが全然似合わない人もいます。
一概には言えないですが、例えば、僕みたいに顔がでかくて面長だとVネックは全然似合わないですね(笑) Vネックは丸顔の人の方が似合ったりします。
ちょっとボタンが付いてるヘンリーネックは、昔の労働者の格好というかおじさんのイメージがある気がするんですが、今なら女性が合わせても可愛いですね。
レディースのショップにはあまり置いていないからか逆に新鮮に映るようで、女性に人気です。
ポイント2:合わせる服から選ぶ。
ビジネスシーンでジャケットに合わせたい人にちょうどいいのは、タートルの高さ半分くらいのモックネック。
着てみるまでイメージがわかないかもしれませんが、誰でもちょっとこなれて見えるので、オススメです。
ポイント3:シルエットでも印象が変わる。
フォーマルな格好にはドレッシーなこういうのもいいですね。ドレスシャツをコンセプトにした白Tで、裾がラウンドしてるんですよ。
ポイント4:生地によっても変化。
素材は基本コットン100パーセントですが、白の色味はそれぞれ微妙に異なります。
例えばこういうアメリカのブランドで古着っぽいテイストだと、真っ白というよりは若干オフホワイト。
デニムに合わせても、スカートに合わせても、いい感じに馴染んでくれます。
ポイント5:透けが気になる場合はオーバーサイズを選ぶ。
男性だと「透けないのがいいです」「透けないやつどれですか?」と聞かれる方も多いですね。
基本的には生地が厚いと当然透けにくいですし、トレンドのややオーバーサイズで着てもらうようなシルエットのTシャツは、肌との接着面が少ないので透けにくいですね。
でも、透ける透けないも、その人の主観によります。試着してみて、本人は透けてるって言うけど、僕から見たら全然透けてない!ということも多々あるので。
そういうやりとり含めて、このお店を面白がってもらってるのかなと思います。