意外と知らない。いざという時「公衆電話」はこう使う

    NTT東日本に聞いた。

    2年間も行方不明だった少女が、先日発見されました。少女が母親に助けを求める際に使用したのが公衆電話。近年は利用する機会も少なくなりましたが、公衆電話にはいざという時に使える意外な機能が備えてあるそうです。

    BuzzFeedがNTT東日本の広報担当者に聞きました。


    1.公衆電話は、繋がりやすい。

    「災害時は回線が混み合うため、通信制限となります。しかし、公衆電話は『優先電話』ですので、その影響を受けません。自分の電話で掛けるよりも繋がりやすいと言えます」


    2.災害時は無料で使用できるが、硬貨を持ち歩いた方が良い。

    「災害が起きた時、必ずではありませんが、無料で公衆電話が使えるようになります。また、110(警察)、118(海上保安)、119(消防、救急)はいつでも無料です」

    ただし、公衆電話には2種類あって…

    「公衆電話にはデジタルとアナログの2種類があります。災害時、デジタルはそのままダイアルすれば通話が可能ですが、アナログの場合、硬貨やテレホンカードを一旦機械に入れないと、無料でも通話をすることができません」


    3.Wi-Fi化も進む。

    「公衆電話をWi-Fiスポットとして自治体などに貸し出しています。しかしこの取り組みは最近スタートしたもので、災害時は無償で解放される『光ステーション』が設置されている店舗や施設を利用する方が良いと思います」


    4.停電時も使える。

    「バッテリーがなくならない限り、停電時も使用することができます。デジタル、アナログともにテレホンカードは使用できなくなるため、硬貨の利用をお願いいたします」


    5.「災害時用公衆電話」なんてものも。

    「避難場所などに災害時用の公衆電話が設置してあります。公衆電話らしくない、一般的な電話と同じような見た目なのですが、災害時に無料で貸し出しています。あらかじめ設置を進めていますが、災害時に新たに設置しにいくこともあります」


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