単位を落とした者だけが出席できる!「留年式」がおもしろすぎる

    ※非公式です※

    春になり、もう卒業シーズンも終わりましたが、埼玉大学では少し変わったイベントが開催されました。

    それが「留年式」です。

    惜しくも単位を落とし、卒業できなかった人だけが参加できる「留年式」。(非公式です)

    なんと卒業式と同日に開催されました。強すぎる。

    式の進行を見てみると…

    そして式の開始

    手書きの題字がテープで貼ってあります。卒業式との差を感じずにはいられません。

    生々しい人数が集まりました。

    この場にいると自分も留年したんじゃないかと錯覚しそうになる #留年式

    その背中は何かを背負っている頼もしさすら感じます。っていうかスーツ着てる人もいるな?

    発起人である木曽大原さん(留年確定)の司会進行により、プログラムが進んでいきます。

    留年記は「おめでとうございました」ならぬ「残念でした!」の言葉で授与されたそう。

    人があつまり「袴を着た卒業生が見学に来る」という微笑ましい光景も見られました。

    留年式の運営は木曽さん含む3名。

    メンバーは全員留年が決まっており「読書ばかりしていて気づいたら留年していた」というまきばの朝さん(美術&音響担当)、「1年生の時から単位をとる方法がわからず家で狩り(モンハン)していたら留年が決まっていた」というばぶるすらこさん(Twitter担当)が脇を固めました。最強の布陣です。

    また、ばぶるすらこさんは留年生代表の予定でしたが、当日の式典はなぜか欠席するという留年式らしい一幕もあったそうです。

    発起人の木曽さんは「留年式に参加した、あるいは留年式の存在を知った留年生が少しでも前向きになれば嬉しいです。また、留年に対して寛容な社会になることを願っています」と語ってくれました。

    当日は80人前後が見学をし、シュールな雰囲気を楽しんだそう。こういう式を見ると留年もいいなと思えるような……? 来年は卒業式に出られるのか、出席者の今後が気になる式となりました。