X(旧Twitter)の有料機能から間もなく「青いチェックマークを非表示にする機能」が削除されることがわかり、利用者からは「マジかよ」「デジタル烙印じゃん」など悲鳴があがっています。
4月11日ごろから、有料サブスクリプション「Xプレミアム」の利用者向けに通知が届きはじめたことから明らかになったもの。
現在、Xの青いチェックマークは主に「Xプレミアム」の利用者に対し付与されていますが、あえて表示したくない人はオプションから非表示にすることもできました。しかし、今後はそれができなくなり、プレミアム加入者は強制的に全員、チェックマークが表示されることになるようです。
一見地味なアップデートに見えますが、お知らせを受けて、利用者からは「課金してないフリができなくなってしまう」など「やめてほしい」という声が相次ぎました。
「インプレゾンビと見分けがつかなくなる」「恥ずかしい」との声
主な理由としては2点あり、一つはいわゆる「インプレゾンビ」との見分けがつかなくなりそう、というもの。
Xでは現在、投稿のインプレッション数に応じて広告収益が分配される仕組みを導入していますが、これを受け取るためにはXプレミアムへの加入が必須です。
このため、収入目的で迷惑な投稿を繰り返す「インプレゾンビ」たちはほとんどが青いチェックマーク付きとなっており、現在のXでは「チェックマーク付き」というだけで、収入目的の迷惑アカウントと見なす動きも少なからずあります。
チェックマークが強制表示されるようになれば、こうしたアカウントと混同されやすくなったり、また逆に「迷惑アカウントをチェックマークで判別しにくくなる」といったことも懸念されているようです。
もう一つの理由は、「Xに課金していることが他人から丸見えになってしまう」というもの。
以前のチェックマークはXが認めた著名人や公式アカウントにのみ配布されるものでしたが、現在のチェックマークは単なる「有料ユーザーの証」でしかなく、Xに課金していることを恥ずかしく感じるユーザーも少なくはありません。
長文投稿やX Pro(旧Tweet Deck)などの機能は利用したいが、課金していることは隠しておきたい――というユーザーからは、今回のアップデートはかなり迷惑なものとして受け止められているようです。