名馬ナイスネイチャ逝く。「相棒のメテオシャワーに見守られ眠るように」SNSでは「感動と癒やしをありがとう」と追悼の声

    最期は鎮静剤と麻酔薬を使ったうえで安らかに息を引き取ったとのこと。

    NPO法人引退馬協会は5月30日、現役時代に重賞4勝を挙げ、近年ではゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』がきっかけでファンが増えていた名馬・ナイスネイチャが息を引き取ったことを伝えました。35歳でした。

    ナイスネイチャを預かっていた北海道浦河の渡辺牧場も同日、Twitterでナイスネイチャの死を報告しています。

    訃報https://t.co/HHJNaZZQMb#ナイスネイチャ が5月30日に永眠いたしました。
    たくさんの方に愛された馬生でした。
    ご支援いただいた皆様、渡辺牧場の皆様、獣医師の先生方、関わっていただいたすべての皆様に感謝申し上げます。

    ナイスネイチャ、どうか安らかに。#引退馬協会 #フォスターホース

    — 引退馬協会 (@rhainfo) May 30, 2023
    Twitter: @rhainfo

    5月30日12:40 #ナイスネイチャ は放牧地の青草の上で横たわり青空とそよ風の中、鎮静剤と麻酔薬を使った上で安らかに息を引き取りました。渡辺牧場の宝…幸せな生涯に相応しい幸せな最期でした。疲れたなぁと横たわり動画の #メテオシャワー とはお話を済ませたようです。皆様、有難うございました。 pic.twitter.com/HVvIeZvByP

    — 浦河渡辺牧場 (@urakawawatanabe) May 30, 2023
    Twitter: @urakawawatanabe

    渡辺牧場によれば、最期は牧草地の青草の上で横たわり、青空とそよ風に包まれながら、鎮静剤と麻酔薬を使ったうえで安らかに息を引き取ったとのこと。

    ツイートに添付された動画には相棒・メテオシャワーの姿も写っており、引退馬協会の報告でも「相棒のメテオシャワーと渡辺牧場のみなさんに見守られ、眠るように亡くなりました」とつづられています。

    ナイスネイチャ写真集より

    ナイスネイチャは1988年、父ナイスダンサーと母ウラカワミユキの間に生まれ、1990年にデビュー。生涯の戦績は41戦7勝で、京都新聞杯をはじめ重賞でも4勝を挙げていました。

    また、近年ではゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』に登場するキャラクターのモデルになったことも人気を後押しすることに。

    引退馬協会のシンボルとして、5月に協会が行ったバースデードネーションでは、約2万1600人から合計で7400万円を超える寄付を集めるなど、引退後も多くのファンから愛されていました。

    ナイスネイチャの訃報を受け、SNS上では「感動と癒やしをありがとう」「ゆっくり休んでね」など追悼の声が多数寄せられています。