NPO法人引退馬協会は5月30日、現役時代に重賞4勝を挙げ、近年ではゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』がきっかけでファンが増えていた名馬・ナイスネイチャが息を引き取ったことを伝えました。35歳でした。
ナイスネイチャを預かっていた北海道浦河の渡辺牧場も同日、Twitterでナイスネイチャの死を報告しています。
渡辺牧場によれば、最期は牧草地の青草の上で横たわり、青空とそよ風に包まれながら、鎮静剤と麻酔薬を使ったうえで安らかに息を引き取ったとのこと。
ツイートに添付された動画には相棒・メテオシャワーの姿も写っており、引退馬協会の報告でも「相棒のメテオシャワーと渡辺牧場のみなさんに見守られ、眠るように亡くなりました」とつづられています。
ナイスネイチャは1988年、父ナイスダンサーと母ウラカワミユキの間に生まれ、1990年にデビュー。生涯の戦績は41戦7勝で、京都新聞杯をはじめ重賞でも4勝を挙げていました。
また、近年ではゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』に登場するキャラクターのモデルになったことも人気を後押しすることに。
引退馬協会のシンボルとして、5月に協会が行ったバースデードネーションでは、約2万1600人から合計で7400万円を超える寄付を集めるなど、引退後も多くのファンから愛されていました。
ナイスネイチャの訃報を受け、SNS上では「感動と癒やしをありがとう」「ゆっくり休んでね」など追悼の声が多数寄せられています。