12月21日放送の「ジェーン・スー 生活は踊る」(TBSラジオ)に、前日に最終回を迎えたTVドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の原作者・海野つなみさんが緊急出演。
演者のみなさんの裏話や、漫画とドラマのつながりや違いについて話しました。
最終回は演者全員で
20日夜の最終回は、新垣結衣さん(森山みくり役)、星野源さん(津崎平匡役)を含む演者の皆さんとともに、リアルタイムで視聴したそう。
「古田(新太)さんがガヤを入れたり、大谷(亮平)さんが自分の出演しているCMを見てものすごく恥ずかしがってたり……」と裏側を明かしました。
原作&ドラマのチームワーク
未完結の漫画をドラマにする時、気になるのは終わらせ方。
「逃げ恥」は原作自体も最終回を見据えた佳境だったため、ネームの段階で展開を脚本・野木亜紀子さんに共有していたそうです。
「単行本にはまだ収録されていない部分どころか、漫画の原稿として仕上がっていなかった部分も含めて、本当に最後まで入れてくださった」と話します。
とはいえ、完全に原作に忠実だったわけでなく、うまくエピソードの順序を入れ替えたり、省いたり、ドラマのテンポに合わせたアレンジが秀逸だったのも人気を後押ししたポイントでした。
原作ファンのジェーン・スーさんも「原作全巻読んでて大体の展開がわかってるはずなのに、毎週ぎゃー! ってなってしまった!」と興奮気味。
海野さんも「脚本の野木さんの手腕が抜群でした。ドラマオリジナルのせりふもすっごくいいものがたくさんありましたね」と振り返る。
「自分の作品というよりは、一人のドラマ好きとして面白いドラマを見ている感じで。みなさんと同じ視聴者目線で毎週楽しく見ていました」
「平匡さんの『愛される人は、いいなぁ』は、自分も描きながらぐっときてたんですが、あんな震える声で言われてしまうと……」
「『いちゃいちゃしないんですか?』もそうですよね、あのかわいいせりふを漫画で読むのと、ガッキーの肉声で聞くのは全然違う!(笑)」
原作のラストはいかに?
原作漫画は12月24日発売の「Kiss 2月号」(講談社)で最終回を迎える予定。同番組はradiko.jpで28日までストリーミング視聴できます。
「この作品を『お仕事もの』として見ているか『恋愛もの』として見ているかで、読者や視聴者のみなさんの反応が全然違って。賛否両論なんですが、そこをどう考えていただくかが一番大事だと思っています」