常盤貴子さんが4月13日にinstagramを更新。1980年代から2000年代にかけ、数々のドラマで演出を務めた元TBSの生野慈朗さんの死を悼み、思い出を語っています。
4月6日に73歳で亡くなった生野さんは『3年B組金八先生』シリーズ、『男女7人夏物語』など、数々の人気ドラマを生み出し、映画監督としても活躍しました。
生野さんの演出作のうち、『愛していると言ってくれ』『ひとり暮らし』『最後の恋』『Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜』で、常盤さんは主演を務めています。
遺された『ビューティフルライフ』の台本
投稿では、亡くなった後に自宅におもむき、最後の挨拶をした日のことを語っています。
〈棺に入れる用にと過去の台本が置いてあり見せていただくと、「ビューティフルライフ」の台本も〉
〈初めて触れる生野さんの台本。緊張しながら…恐る恐るページを開かせてもらうと…杏子(編注:同作で常盤さんが演じた役)の登場シーン〉
〈生野さんのカット割。そうだ。そうだった。こんな始まりだった。あの駐車場だ〉
生野さんの台本に触れ、撮影時の思い出が蘇ってきたと言います。
帰宅して、自分の「ビューティフルライフ」の台本を見返すと……うってかわって真っ白。
〈でも、どこか安心した。俳優の私は真っ白で現場に行き、生野さんに演出してもらう。うん。これで良かったんだと思う。多分。どうでしょう? 生野さん〉
〈本当にありがとうございました。一緒に過ごさせてもらった日々、作品は、私の宝物です〉
と万感の思いを込めて呼びかけています。
「大好きなドラマ」ファンも悲しみ
多くの話題作で主演し、連ドラの女王とも呼ばれた常盤さん。当時の撮影現場の様子と、深い悲しみが伝わってくるこの投稿にファンからは多くの寄り添う声が集まっています。
「ビューティフルライフも愛してると言ってくれも大好きなドラマ」「ビデオを買って何度も観ました」「杏子さんご本人から当時のエピソードをお聞きするとそれだけで涙が出そうです」などの声が寄せられています。