高画質な写真やイラストがドット絵のような、レトロなゲームのような粗い画像になる「低画質画像メーカー」が公開されました。
楽しそう…早速遊んでみることに。ニューヨーク、メトロポリタン美術館のコレクションを低画質にしてみました。
画像をリプライで送ると低画質に変換してくれるTwitterボット「低画質(@teigashitsu)」も公開しています。
厳密にいうと「解像度や画質が低い画像=ドット絵」ではありませんが「ドット絵風」の見た目に変換できるのは、新鮮で結構楽しいです。
開発したのは、Webエンジニアの@razokuloverさん。BuzzFeed Newsは開発の経緯やおすすめの使い方を聞きました。
――開発のきっかけは?
元々ドット絵が好きだったのですが、自分では到底作れません。自分はプログラマなのでどうにかして自動で作れたりしないかなと模索してるときに、このブログを読んでドット絵風の画風を作る手法を知りました。
実際に作り始めたら案外簡単にでき、自分と同じように絵はかけないけどドット絵は好きでそれっぽい画像を作りたい人は結構いると思うので、誰でも使えるようにしてみました。
――低画質画像の魅力はどこですか。
一言で表すのは難しいですが、間違いなく独特の味があります。
何が理由なのか自分でもはっきりわからないんですが、高画質な画像よりも、安心感や懐かしさのようなホッとする良さを感じます。綺麗で整った部屋よりちょっと汚い部屋のほうが居心地が良いとか、そういうのに似た魅力です。逆に高画質な画像は細部まで失敗は許されないような窮屈感を感じてしまう……。
自分は適当な人間なんでそういう牧歌的なほうが好きで低画質に惹かれるのかもしれないです。
――おすすめの使い方は?
自分でも全て試してるわけではないですが、おすすめはこの3つです。
1.高画質な写真
人物写真や風景画が良い感じです。ドットのサイズを2〜4くらいに小さくして色数をがっつり減らすとよいです。
2.高画質なアニメなどのイラスト
pixivのイラストを借りて試してみたのですが、書き込みが多い画像は特にいい雰囲気になります。
ドットサイズを2〜4、色数を10以上にするとドット絵のようになりやすいです。
3.いらすとやの画像
いらすとやは元画像が大きいし、だれでも使えるので手軽に試したい人におすすめです。
逆に低画質な画像は低画質にしてもあんまり変わらないのでおすすめできないです。
razokuloverさんはブログでも「良い感じの低画質画像を生み出すコツ」を紹介しています。