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朝井リョウ、結婚発表 「結婚式嫌い」を公言する平成生まれの結婚観

「こういう関係いいなぁ」。彼ならではの結婚観に、共感の声が集まっています。

小説家の朝井リョウさんが2月4日のラジオ番組で昨年結婚していたことを明かしました。

朝井リョウ(2013年、直木賞授賞式で)
時事通信

朝井リョウ(2013年、直木賞授賞式で)

1月21日放送の「高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと」で「妻が……」と何気なく発言し、その後、特に説明やフォローの言葉がなかったことからファンはざわざわ。2週間経って“種明かし”となりました。

これまでラジオでも結婚式は苦手…という言い方にとどまらず、積極的に嫌いなポイントを列挙してきた朝井さん。

朝井さん結婚してたのなら自分の結婚式の話は必ずどこかでしてもらわないと困る。散々語彙力豊富にディスり倒して私を結婚式恐怖症に陥れたんだから。正解の式の形を提示してもらわなければ…! #ヨブンのこと

リスナーたちの「結婚式はどうしたんだろう?」というツイートは本人の目にもとまっていたようで「式はしていません」ときっぱり。

あらためて、結婚式に違和感を感じる理由や、自身の結婚観を、ともに番組MCを務める高橋みなみさんとリスナーに語りました。

「高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと」
ニッポン放送 / Via allnightnippon.com

「高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと」

どうして結婚式にもやもやするの?

朝井:配偶者は私のような人間なんですよ。私と同じレベル、もしくは私よりも結婚式をしたくない人なんです。まず2人で「なんで私たちはこんなにも結婚式をしたくないのか」、話したんですよ。

高橋:そうなんだ! 普通さ、女子って「結婚式したい!」ってなるじゃん。

朝井:まぁでも「普通」って言葉は凶器だから気をつけて。一人ひとり考え方は別々だから。

朝井:自分で必要じゃないと思ったことをするのが苦手な2人なんですよ。結婚式あげるってなったら、多分アルバイトの――普段家でカップラーメン食べてるような――神父の前で愛を誓うとか、その文化じゃないのに賛美歌を歌うとか、ファーストバイトとか、あるじゃないですか。そういうのが私たちに必要か、しらみつぶしに考えていったんですよ。

その結果、親族で会ってごはんを食べにいくのは必要だからしよう、それ以外で必要ないあらゆること、つまり「結婚式のようなもの」はいらないという話になったんです。

その過程でいろいろ言葉を交わしてわかっていったことがあって。ファーストバイトも「なんでこんなに嫌なんだろう?」って今まで思ってたんですけど、あれって「男の人が稼いできたお金で、女の人が料理を作って食べさせる」って意味が奥にあるんですよね。

僕らは共働きだし、私は料理を作ってほしくて彼女と結婚したわけではない。その行為をすることによって、その思想を自分たちが背負ってると思われるのも嫌だった。

すごく細かいことを言うと、結婚式で新郎から挨拶するのも嫌なんですよ。平等なはずなのに、なんでいつも男からなんだろう? って。両親の扱いも新郎側優先だったりするじゃないですか。

それぞれの人生を豊かにするために

結婚すると入籍前から聞いていたものの、未だに「朝井さんの結婚生活が想像できない」と話す高橋さん。

今の配偶者と結婚に踏み切るまでの思考の過程も、「いつか小説にすると思いますが」と断りながら語りました。

朝井:誰かと一緒に生きることは逆説的に自分の人生の主語を自分にすることだなと思ったんですよ。夫婦とか関係なく、人と人の関係全部に言えることですが。

例えばアイドルに例えると、AKB48の総選挙で誰かを応援する時、「あの子のために」「ファンのみなさんのために」と自分の考えや人生を誰かに預けてしまうと、その関係は不健康になるんじゃないかと。

「誰かのために」を続けていくと、いつか「あなたのためにこれだけ応援した“のに”」が出てきてしまうと思うんですよ。「こんなに頑張って応援してきた“のに”」「こんなに我慢してアイドルやってきた“のに”」。

それは夫婦や親子でも同じだと思っていて。女性が男性の“ために”料理を毎日作っていたとしたら、やがて「あなたのためにこんなに家事してきた“のに”」という気持ちが出てきてしまうと思うんですよ。男性は「俺はお前のために働いて稼いでる“のに”」とかね。

そういう時に、自分の行動の主語を自分にすることが大切じゃないかなって。「あなたを大切に思っていることを表すために、料理を作った」になると、もし何か裏切られることがあっても、自分の気持ちでやったこと“だから”そこで気持ちがねじれない。

「自分の人生の主語は自分である」。私がことさら言わなくても、配偶者はそれを感覚的にわかっている人だったんですよね。

だから、僕らの中では「今の時代をお互いに健康的に生き抜くために手を組んだ」って感じなんですよ。もちろんお互い好きで大切で結婚しました! ってところもあるんですけど「この世界で共闘する仲間を見つけた」というか。

言葉にすると離婚理由みたいですね。「2人それぞれの人生を豊かにするために」って言葉の後には「別れました」って続きそうじゃないですか(笑)。でも私たちの場合は、2人の、それぞれの人生を、より豊かにするために、結婚したんです。

「いいなぁ」「女性でも結婚式挙げたくない人、結構いるんじゃないかな」

結婚式嫌いの朝井さんの結婚観。Twitterでは「繰り返し聞きたい」「同じように考える人がいて驚いた」など、共感の声が寄せられています。

うわぁ〜〜!!朝井リョウさんやっぱり結婚されてた〜〜!!ちょっとこの回は繰り返し聴きたい。朝井さんの結婚観興味深い。 >[https://t.co/sYhZOpoOvA]高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと | ニッポン放送 |… https://t.co/ldU9us7tCg

朝井リョウさんの結婚観いいなぁ。ちょっとだけ人生を共有しながらお互いがそれぞれの人生を豊かにしていく結婚生活が送れる相手を見つけられたら最高なんだろうなぁ。

高橋みなみさんと朝井リョウさんのラジオ、初めて聴いた。朝井リョウさんはほんよんだことしかなかったけれど、結婚式について同じように考える人がいて驚いた!私も絶対に式は挙げたくないなぁ……。女性でも結婚式を挙げたくない人、結構いるんじゃないかな。 #ヨブンのこと

同ラジオの該当回は、2月9日午前10時49分までradiko.jpで視聴できます

BuzzFeed JapanNews


バズフィード・ジャパン ニュース記者

Haruna Yamazakiに連絡する メールアドレス:haruna.yamazaki@buzzfeed.com.

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