ピンクのクマがメールを運ぶ「ポストペット」がVRで蘇る。スマホ版も開発?

    モモちゃんを画面の中で洗濯しまくった日々よ…!

    キャラクターたちがメールを運ぶ“愛玩電子メールソフト”「ポストペット」の新タイトル「PostPetVR」の開発が始まりました。

    あの頃どんなに望んでも叶わなかった、モモちゃんに触れる世界が20年の時を経て今……!

    ポストペットは、1997年に発売した電子メールソフト。ピンクのクマ「モモ」をはじめ、ネコやうさぎ、カメのキャラクターが自分のメールを運んでくれる見た目のかわいさで人気を集めました。

    当時のインターネット普及率は10%前後とまだまだ黎明期。ポストペットは、若い女性や子どもを中心に、PCやEメールを利用する層を広げるきっかけになったソフトのひとつです。

    おやつをあげたり、お部屋の模様替えをしたり……ペットと一緒に暮らすような感覚の「ポスペ」をなつかしく思い出す人も多いはず。

    2017年は、そんなポストペットの誕生から20年。開発者の八谷和彦さんから、モモと遊べるVRソフトの開発が発表されました。

    YouTubeでこの動画を見る

    youtube.com

    開発中の画面

    あの頃、画面を介してしかコミュニケーションできなかったモモを抱っこしたり、なでたり、洗ったりできます。

    VRソフトの開発資金をクラウドファンディングで集めつつ、実は「本当に作りたいアプリは実はその先」。

    反響を見ながらニーズを把握し、スマートフォン向けのメッセンジャーアプリの開発につなげる狙いです。

    2010年頃に企画を進めていたものの公開されなかったTwitterクライアント「PostPetNow」の技術をベースに開発予定といいます。

    八谷さんは、「20周年というと人間で言えば成人の年。大人っぽくおとなしく……ではなく、さらに自由で楽しくしていきたい」と意気込みを話しました。

    20周年記念プロジェクトは他にも

    VR版&スマホ版のほか、20周年記念プロジェクトは他にも企画が続々。

    キービジュアルとロゴデザインは増田セバスチャンさんとコラボし、ケーキからモモが飛び出してくるカラフルでハッピーな見た目になっています。

    LINEスタンプ、ぬいぐるみの復刻販売、ファッションブランドとのコラボなどが進行中です。