見た目はごくごく普通のこの傘。実は強風でも暴風雨でも「折れない」すごい傘なんです。
その名も「ポキッと折れるんです」は今、全国の郵便局で1080円(税込)で発売中。
「こんなのがほしかった!」とSNSやテレビでじわじわ話題のこの商品、実際に購入してみました。
小学生の頃、帰り道にやったコレ(そしてお母さんに怒られた)もやり放題ですよ!
早速買ってきた
折れるっていうからには折ってみよう……と力をいれてみると、この通り(ちょっとかわいそう)。
駅前に捨てられていてもおかしくないような姿になっても…
もとに戻ります。
内側の骨にヒンジがついており、風にあおられると反対向きに倒れる仕組み。なのでそれを戻してあげれば元通り! なのです。
ぐちゃぐちゃになった傘を戻すのも新体験。まずは、とにかく傘を閉じます。上の方の惨状は無視。
ぐちゃっとしていたあたりを、何食わぬ顔でササッと直す。折り畳み傘を広げるような感じです。
もう一度開けば……元通り!
「すげ〜〜!!」ってなったので思わず動画も撮りました。
どこで買えるの?
全国47都道府県、約4500の郵便局で購入できます。販売店舗の一覧は日本郵便のサイトに掲載されています。
BuzzFeed News編集部は永田町の「都道府県会館内郵便局」でゲット。カラーは白黒2種類ですが、あったのは黒だけ。しかもラスト2本!
局員の方に聞くと「先週の台風の時に一気に売れちゃったんですよ〜」とのことでした。そりゃそうだわ。完璧に台風向きの傘。
6月から販売しているので、すでに在庫がない店舗もあるかもしれません。
日本郵便広報によると、2016年12月から南関東の一部の郵便局で販売しており、好評だったことから全国に展開を広げたとのこと。口コミで広がり、反響は大きいようです。
コンビニでビニール傘→郵便局で折れない傘
この傘を生産する「長寿の里」は主に化粧品を開発・販売する会社。環境に配慮した商品づくりをうたっています。
そんな同社が、郵便局店頭で販売する商品を作ることになり、着目したのが「台風のあと、街中に大量に捨てられたビニール傘がもったいない」。
「コンビニでビニール傘」ならぬ「郵便局でも傘」という発想です。確かに郵便局は全国に2万以上ありますからね……! でも、化粧品から傘。ずいぶん毛色の違う挑戦です。
新たに開発チームを結成し、ヒンジ部分の構造の特許を取得。「専門メーカーでないからこそ自由な発想で取り組むことができた」(広報担当者)と話します。
今後はカラーバリエーションの増加や子ども向けサイズの開発を予定しているそう。郵便局での継続的な販売も前向きに検討中とのことでした。
近くの郵便局にない! という方は、「ドン・キホーテ」「ビックカメラ」の一部店舗でも購入できます。その他販売店は製品サイト下部にまとめられています。