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メルカリは若者だけのものじゃない。85歳のおばあちゃんの使い方

メルカリ、こんな使い方もあったんだ!

……と言っても、富子さん自身がメルカリで販売しているわけではありません。

「田舎の親戚から送られてきた季節のおすそ分けのように、梱包は母が、ご連絡は嫁がいたします」

この説明の通り、梱包・発送作業を娘の裕子さん、メルカリを使ったユーザーとのやりとりは孫の俊江さんがおこなっています。親子3世代で「おばあちゃんの野菜」を全国へ!

メルカリは若者だけのものじゃない

国内ダウンロード数5000万を超えたメルカリ。10〜20代のユーザーが多いのは事実ですが、もはや若者だけのものではありません。

「野菜詰め合わせ」の出品も、じわじわ増えているのです。

「おばあちゃんの味」をそのまま

モロヘイヤ、ツルムラサキ、赤しそ、かぼちゃ、ナス、きゅうり、冬瓜……バランスを見ながらどんどん収穫していきます。

「野菜、メルカリで売ってみたらいいんじゃない?」

ちょうど1年ほど前、そう思い立ったのは俊江さんでした。1ユーザーとしてメルカリを使う中で「これで野菜も売れるかも」と考え始めたそうです。

一時は京都市内を中心に、定期購入を募っていましたが、小さな家庭菜園は天候や獣害で取れ高が大きく左右されます。継続的に販売するのは難しい現状がありました。

メルカリで都度出品する形式であれば、収穫量に合わせて箱数を決めることができます。

Haruna Yamazaki / BuzzFeed

手元にあるのは1年分の手書きの注文表。誰に何をいつ送ったか、すべて記録しています。「よく頼んでくださる方には、できるだけ前回と違うものが入るように。いろいろ届いたら楽しいでしょ?」

当初はなかなか売れませんでしたが、今は1日多い日は8箱ほど、平均して4〜5箱を出荷しています。体感的には3割ほどがリピーターだそうです。

注文者の多くは東京・神奈川・名古屋などの都市圏から。子どもがいる人も多く、頻繁に注文する人のなかにはベジタリアンの方もいるそうです。

「お子さんと一緒に、野菜を見て触って楽しんでくれている方もいます。大きさが違うね、とか、ここにとげとげがあるね、とか。スーパーの野菜とやっぱり違いますもんね」(俊江さん)

「1年やってきて、詰めるのすっごくうまくなっちゃった」(裕子さん)

「本当にすごいんです、パズルみたいに目いっぱい詰めるんですよ!」(俊江さん)

1年続けてきて、手応えはどうでしょうか?

「リピーターの方がだいぶ増えてきて『この野菜がおいしかったです』なんてコメントをいただけるのは、とてもありがたいです。何より、おばあちゃんが生き生きしてるのがすごくうれしい!」(俊江さん)

「好きで作ってる野菜をね、こうやっていろんな人に喜んでもらえるのはうれしいね」

富子さんも笑顔でこう話します。

「野菜って放っておいたら大きくなっちゃうし、食べきれなくても取らなくちゃいけないじゃない。今までどうしても捨てちゃってたんだけど、こうやって食べてもらえると張り合いがあるね」

「私ももう年だから、そんないろいろ作れんけど……。でもおいしいものとか珍しいものを食べると『これ育ててみようかな』ってなりますね。そう思って新しくやってみたものもありました」

「これからもできる範囲でね、やっていければいいなって思います」

BuzzFeed JapanNews


バズフィード・ジャパン ニュース記者

Haruna Yamazakiに連絡する メールアドレス:haruna.yamazaki@buzzfeed.com.

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