12月9〜11日にフランス・マルセイユで行われたフィギュアスケート「グランプリファイナル」。男子シングルでは羽生結弦選手が前人未到の4連覇を成し遂げました。
女子シングルで金メダルを獲得したのは、ロシアの17歳、エフゲニア・メドベデワ選手。昨年に続く2年連続の金メダルです。
ショートプログラムの演技後、リンクに投げられる花束やプレゼントの中から、真っ先におにぎりのぬいぐるみを手にし、結果を待つキス&クライに向かいました。
“わかる人たち”のあいだでは「メドちゃんさすが!」と話題になったこの行動。ロシア人の彼女が「おにぎり」を選んだわけは?
日本のアニメが大好き♡
メドベデワ選手はセーラームーンなど日本のアニメが好きなことで有名。過去にはセーラー戦士のコスプレ風衣装でスケーティングしたこともありました。
そんな彼女がいま大ハマりしているのが、フィギュアスケートを題材にしたアニメ「ユーリ!!! on ICE」。
グランプリファイナルで優勝を目指す日本の勝生勇利と、トップスケーターでありながら、キャリアを中断して勇利の指導にあたるロシア人コーチのヴィクトル・ニキフォロフの師弟関係を中心に描かれています。
「愛」をテーマに掲げてシーズンに挑む、勇利とヴィクトルの関係性の描写も話題に。
ヴィクトルのファンを公言しているメドベデワ選手も、他の視聴者と同じように、興奮気味のアツい感想をTwitterに投稿しています。
華麗な即落ち2コマ
愛が高じて、コスプレも。
アニメの1シーンで、競技後の勇利がキス&クライに持ち込んでいたのが、おにぎりのぬいぐるみでした。
ユーリを愛するメドベデワ選手のため、イギリス在住の海外ファンがマルセイユの会場に似たぬいぐるみを持ち込みプレゼント。無事に彼女に気付いてもらえた……ということです。
「世界女王がクラスタで一番しんどい」
フィギュアスケートという題材もあり、ユーリ人気は日本だけにとどまりません。海外向けの公式配信サイト「Crunchyroll」でほとんどリアルタイムに最新話を視聴できる環境が整っています。
原作の久保ミツロウさんとも交流
最新話である第10話は、日本時間7日深夜に放送。メドベデワ選手はグランプリファイナル出場を10日に控えていました。
「さすがに今週分は自分の大事な試合が終わってから見るのかな……」と多くのファンが思っていたところ、12月9日に視聴済みであることを示す(動揺した)ツイートを投稿。
興奮のあまり言葉になっていない文字列
第10話は勇利とヴィクトルが指輪の交換をするなど盛りだくさんの回でもあり「世界女王、集中できる!?」「こんなお祭状態で現実のGPFに挑まないといけない世界女王が間違いなくクラスタで一番しんどい」と心配(?)する声も上がるほどでした。
そんな心配をよそに、メドベデワ選手はショートプログラムで歴代最高得点を記録。フリーでも点数を重ね、世界最高得点に迫る227.66点で大会2連覇しました。
羽生選手と。プーさんとルナを交換
「ユーリ!!! on ICE」の放送も残りわずか。クライマックスに向け、メドベデワ選手のTwitterにも注目です。