12月15日発売「大人の科学マガジン」の付録は「小さな活版印刷機」です! 超楽しそう、かわいい、テンションあがる…!!
告知ツイートは2万RTに迫る大反響! 発売当日の本日、無事にゲットしたので遊んでみました。
分厚いパッケージをあけると、雑誌部分と付録に分かれています。
箱の中はこんな感じ。結構部品が多い気がしてひるむ……。「目安時間30分」とありますが、本当に完成するんでしょうか。
開始3分で土台ができました。
開始8分で形が見えてきた。思ったよりさくさく進む!
説明書がとても丁寧でわかりやすかった! そんなに慣れていない私でもほとんど迷わずにできました。
部品の接続部分が透明になっている箇所があるのですが、正しくできているか目でわかって超優しい……。専用ドライバーがついてるのも親切!
黙々と作業していたら、本当に30分で完成しました。
わりと簡単じゃん! と思ってたら、ここからでした、大変なのは……。
使える活字は、ひらがなとアルファベットと数字、全162文字。メールアドレスに使えそうな「@」「.」「-」なんかも入っております。
これを全部1個ずつ切り分けていく作業が……。活字台にセットする時に邪魔になるバリ(周りにはみ出したプラスチックの部分)もチョキチョキ。
正直、組み立てよりもこっちの方が時間と精神力が必要です!!! 私はとりあえず使いたい文字だけを切る作戦に途中で変更しました。
あと、1回迷子にさせちゃうと死ぬ。どこにどの子がいるのかわからなくて「『い』はどこ〜!!」って泣く羽目になります。
印刷したい文字、今回は「ばずふいーど」を活字版にはめます。わくわく。楽しい。……でもこの置き方、よく見ると間違ってます。
こっち向きが正解です。右から並べましょうね!
さあ、ついに印刷!
インキ台に吸取紙をセットし、水で湿らせます。その上にインクをてろっと。
汚すみたいでわりと緊張する。ここからどう動くか、想像つきますか?
まずはハンドルを前後させて、ローラー部分にインキをつけます。
インキだけだとうまくのびないので、スポイト(付属)で水を少しずつ足していくのがよさそうでした。
ローラーが黒くなってきたら、次は先ほどはめた活字にぺたぺた。
これを繰り返していくと、いよいよ完成。ハンドルを手前に押して、押し付けるように印刷します。はんこを押すみたいにぎゅぎゅっと……。
できました! 記念すべき初作品。
活字の位置が微妙に安定してなかったようでガタガタしてる……(笑)。いや、これも味ということで! 許して!
何枚かやってみましたが、不安定さがかわいいです。え、かわいいよね!? 愛しくなってきました。
今年の流行語「忖度」もひらがなで活版印刷するとなんだかオシャレな感じに。「く」を間違えて逆向きに印刷してしまった……。今回は完全にミスですが、鏡文字をわざと入れ込んでも遊べそう。
アルファベットもありますよ!自分の名前「HARUNA」を作りたかったのですが、同じ文字が使えなかったので「@」にしてみた。
名刺の裏面に印字してみました。今回、白い紙はスケッチブックを切ったものを使ってます。
台紙はわりと台からずれやすいので、マスキングテープなどで固定してから印刷をスタートするのがおすすめ。
ものすごく楽しいのですが、強いてデメリットを言うと、活字の管理が超大変!!!
逆向きだと意外に、どの文字だかわかりません。アルファベットはわかりやすいけどひらがなが難しい。
たった100文字ちょっとでこんなに混乱するので、漢字までぜーんぶ活字だった時代、数千文字を組み合わせていた時代、凄すぎる。職人さんのプロの技……!
本誌にはふろくで作れるメッセージ集も。紙の色や素材を工夫しても楽しそう! プレゼントやお祝いに使えるカードが作れそうです。
出版社にも在庫がないくらい、全国で品切れ続出のようですが、見かけたらぜひ! あっというまに数時間が経ってしまう、最高の「大人のおもちゃ」でした…♡