“ルフィ”との接点報じられ…EXIT兼近がコメント。「加害者」減らしたい思い語る

    「理解できない、何故こんな奴がこの世にいるのか、死ね、社会に出るな、で終わらせずに知ってください」

    お笑いコンビ・EXITの兼近大樹さんが1月31日にTwitterを更新。

    全国で相次いだ連続強盗事件の指示役とされる“ルフィ”を名乗る男と接点があったと一部メディアで報じられたことを受け、「お騒がせしすぎてますので」と長文コメントを投稿した。

    お騒がせしすぎてますので、コメントくれたら質問に答えていきます!! 文字打つのだるくなったら、もうYouTubeかなんかで生放送します! 質問ありますか??

    Twitter: @kanechi_monster

    これまで2回の逮捕歴を明かしている兼近。

    過去に逮捕された窃盗事件(不起訴)のメンバーとして、“ルフィ”も一緒に逮捕されていた――と一部メディアで報道されていた。

    報道をきっかけに、過去の犯罪歴に注目が集まり、自身の半生を踏まえた自伝的小説で描かれた壮絶な「いじめ」の内容を非難・揶揄する声もSNSでもあがっていた。

    「ルフィ」との接点については、「多少脚色されたデマもありながら、ほとんどがすでに公表している事実」とし、「当たり前とは程遠い想像を越えたイカれ少年期を過ごしていましたため、弁明の余地もありません」とコメント。

    その上で、自身を含む犯罪加害者への視線に対して、「理解できない、何故こんな奴がこの世にいるのか、死ね、社会に出るな、で終わらせずに知ってください」と思いを吐露。

    「それが被害者も加害者も減らし、分断をなくす一歩になります」「あなた達が俺を殺しても、世界は何も変わりません」とつづった。

    投稿は大きく拡散し、「今のかねちーを応援します」「頑張ってほしい」という声もある一方、「加害者が言うことじゃない」「反省してないんじゃない?綺麗事」などと非難する声も多くあがっている。

    「死ぬまで更生はできないんじゃないか」

    コメントを読んだファンから寄せられたリプライにも多数答え、持論を語っている。

    Q.兼近さんは何がキッカケで自分の考えを改めようと思えるようになったのですか?

    A.漫画や本、エンタメに沢山触れていくうちに考え方や視野が広がり、自分に原因があることに気付く。少しずつ、自分の環境に違和感を感じていき、身近な人の助けで世界を変えました!

    Q.兼近さんにとって(加害者を減らしていくもしくは)人助けってどーいうものだと思いますか…?

    A.知ること!そして寄り添う! 階層にハシゴをかけることだとおもっています!出来る限り登りやすいように!!

    Q.兼近さんの本の内容に触れられ、いじめで人を死に追いやった過去ありといわれていますね。「むきだし」は自伝ではなく「小説」だと思うのですが…解釈は私たちに任せられているのでしょうか。

    あの部分は主人公石山の妄想の中。 小学校であったいじめらしきものを誇張して反省して全部自分で背負ったふりをして許されようとするシーンです!

    Q.かねちさんが今までの人生でいじめをしたことがあるのかを知りたいです。

    実体験に聞いた話や学んだことを織り交ぜてますーーー!!

    何をいじめとするかですが、したことも、されたことも、守った事も、見て見ぬ振りした事も全部あります!!!

    Q.兼近さんは、なぜ更生することができたのだと思いますか。

    A.何を更生とするのかわかりませんが、死ぬまで更生はできないんじゃないか? 死ぬ時に自分を許せたらいいなぁって感じ!

    Q.人はやり直す事が本当に出来ると思いますか?そのチャンスはあると思いますか?

    A.やり直すって違うと思うんですよねぇ……。やってきた事でその経験を活かして誰かに伝えたり、そうなる前に救ったりが出来ると思うので、受け入れる!ってことができたら歩き出せるのでは!?

    兼近さんのコメント全文

    沢山の声が届いていますが、多少脚色されたデマもありながら、ほとんどがすでに公表している事実で、当たり前とは程遠い想像を越えたイカれ少年期を過ごしていましたため、弁明の余地もありません。

    今、過去を知った人からしたら今日起きた事なんだと理解して日々過ごしています。

    因みに今もアルファベットすら出来ず、1桁の掛け算もままなりません。

    普通なんて知らない人生を生きてきましたがそんな奴が小説を書きました。1人の人間が犯罪に手を染めていく過程が描かれています。

    理解できない、何故こんな奴がこの世にいるのか、死ね、社会に出るな、で終わらせずに知ってください。

    それが被害者も加害者も減らし、分断をなくす一歩になります!あなた達が俺を殺しても、世界は何も変わりません。

    皆、被害者の助けになるための活動は当然してると思いますが加害者を減らす事で被害者は減ります。

    過去に干渉することはできないので、改めて今日から生きてる俺を知ってください。

    そして皆様のその熱は、被害者を減らす方に使ってくれたら嬉しいです。