新海誠監督の映画『天気の子』のインド公開が決定しました☔🎉
日本のオリジナルアニメ映画がインドで劇場公開されるのは、実は初めて。現地のファン5万5000人以上の署名によって実現しました。
「海賊版の流通や上映を防ぐためにも」
「Weathering With You (Tenki no Ko)screening in India」(「『天気の子』のインドでの劇場公開を求む」)と題する署名キャンペーンが始まったのは、今年2月のことでした。
発起人のダイネル・ジャクソンさんは、インドには多くのアニメファンがいるものの、劇場作品を正規ルートで見る方法がないことを問題視。
「海賊版の流通や上映を防ぐためにも、中央映画検定局の認証を受けた正式な映画公開が必要」と思いをつづっていました。
インドには、アニメ映画やアニメ番組を愛好する一定数のファンがいるため、その需要に答える海賊版の流通は、私たちが考えなければいけない問題です。
私たちは愛国者であり、合法的に映画を観ることでこの問題を解決したいと考えています。インド人の大半が違った好みや価値観を持っていることは知っていますが、異なる意見や理想が受け入れられ、検討されるべきだと思います。
署名ページにはファンたちの熱いコメントが続々寄せられました。
新海誠の作品たちは本当に傑作だ。大きなスクリーンで見たら絶対に素晴らしいはず。
私はインドでこの映画を見たいし、きっと他の国々にも同じ思いのアニメファンがいるだろう。ぜひローカルな映画館に配給してほしい。私たちにアニメの魔法を経験させて。
新海監督に届いた声
とはいえ、過去にインドで劇場公開された日本映画は、是枝裕和監督『万引き家族』と『ドラゴンボール超 ブロリー』の2作のみ(現地配給Vkaao調べ)。
実現は厳しいと思われましたが、署名人数が増えていくとともに、新海誠監督や東宝、インドの配給会社の買い付け担当にその声が届いていきます。
4月、Twitterで「ぜひインドでも公開を」と直訴してきたファンに、新海監督も英語で返信。
そして8月10日、ついについにインドのアニメファンの夢が叶います!
8月21日、同署名ページに新海誠監督自身が英語でコメントしました(以下は和訳)。
インドのファンの皆さまへ
皆さんのおかげで、『天気の子』がインドで上映出来ることになりました。
これは、日本のアニメーション映画にとっても快挙となる出来事です。
まるで夢のように幸せです。
声を上げてくださった皆さまの愛情と勇気に、心からのお礼を申し上げます。
インドでの『天気の子』上映を、どうか楽しんでいただけますように。
新海誠
『天気の子』は10月11日よりムンバイやデリーを含む20都市で公開されます🇮🇳🇮🇳
現地のファンの皆さんの反応が楽しみ!