ビンのふたが固すぎて……全然開かない! そんな時、あなたならどうしますか?
ある女性がした「意外な解決法」に尊敬や共感の声が集まっています。
「時には図々しさも必要」というコメントとともにマンガを投稿したのは、フランス人の夫、1歳の息子とパリに暮らすしばひろさん(@hirokokokoron)です。
夫のガイックさんがいないある日、しばひろさんはビンのふたが開けられずに困ってしまいます。力を入れても全然まわらなくて大ピンチ!!
そんな時、思い出したのは、パリに住む日本人の友人のある行動でした。
それは一緒にピクニックをしていた時のこと。2人がかりでもなかなか開けられないワインを前に、友人は「こういうのは誰かにやってもらおう」と言い出します。
戸惑うしばひろさんを置いて、友人は近くのベンチに座る見ず知らずのおじさんにワインを持って駆け寄り、「すみませーん」とお願いしにいきます。
キュポッといい音を立てて無事に開栓されたワイン。持って帰ってきた友人を見てしばひろさんは感心します。「できないことは誰かに頼る」、それも大事な選択肢ですよね!
そんな経験を思い出しながら、お隣さんのドアをノックすることに。「すみません、ビンのフタ開けてください」とお願いしたところ、「よしゃ」と快く応じてくれたのでした。
作者のしばひろさんによると、お隣のおじさんとの交流はこの時が初めてだったそう!
周囲の人と助け合う光景はフランスではよく見る……というわけでもないそうで、ピクニックの時に友人が迷わず近くの人に頼る様子を見て「びっくりしました」と当時のことを語ります。
「優しい世界」「知らないおばあちゃんのペットボトルのふた開けた」
この投稿はTwitterで3万以上のいいねを集め、「優しい世界!こういうの大好き」「これは図々しさというより思いやりと優しさと人を頼れる大人の掛け合い」「適度に周りに頼れる人が、人から好かれたりもしますよね」など多くのコメントが寄せられています。
なかには「日本でも知らないおばあちゃんにペットボトル開けてくれって言われる」「スーパーで高い棚の商品を取ってと頼まれる」と“頼られる側”の経験をしている人もいるようです。
しばひろさんはインスタやブログでもマンガを発信中。ガイックさんの日常をまとめたコミックエッセイ『ガイックとのフランス暮らし』は6月12日発売予定です!