中学生棋士、藤井聡太四段が連勝記録を29に伸ばし、歴代連勝記録を更新した。
最年少の14歳2ヶ月でプロ入りし、史上5人目の中学生棋士となった藤井聡太四段。
デビュー以来、公式戦負けなしの記録を伸ばすとともに、神谷広志八段が1987年に樹立した28連勝を上回る前人未到の記録を打ち立てた。
26日の対局相手は、19歳の増田康宏四段。現役のプロ棋士で10代はこの2人だけだ。
幼少期から頭角を現し、中学生でのプロ入りも期待されていた増田四段は、16歳でプロに。2016年に若手の棋戦「新人王戦」で優勝するなど、将来を期待される実力派の一人だ。
藤井四段とは、AbemaTVが主催する対局で今年1月に非公式ながら対局し、敗北を喫していた。
新記録をかけた大一番とあって、増田四段の意気込みも一際。対局前には以下のようにコメントしていた。
「対戦相手の藤井四段は素晴らしい実力を持った棋士なので、勝つためには一手のミスも許されない、完璧な将棋を指さなければいけないと思っています」
「まさかここまで注目される勝負になるとは予想もしていませんでしたが、冷静に自分を信じて戦いたいと思います」