「Twitterのブロック機能、廃止を検討中」とイーロン・マスクが言った?→誤解です

    イーロン・マスク氏のツイートはあくまで「自分はブロックリストを削除した、みなさんもどうか?」と呼びかけている文脈です。

    イーロン・マスクがブロック機能の廃止を検討しているようだ――4月17日午前、「ブロック機能」がTwitterのトレンド1位になり、そんな情報が多く出回っています。

    「ブロック機能がなくなったらツイッターは終わりだね、ほんとに」「イーロン・マスクは余計なことしかしない」「必死に自衛してきたのに...」などの否定的な反応が多数あがっています。

    しかし、これは(少なくとも現時点では)誤解です。

    マスク氏のTwitterの発言がもとになっていると見られますが、実際の彼の発言の内容は「ブロック機能廃止」とは異なっています。

    「みなさんもブロック解除してみる価値ありますよ」

    マスク氏の実際の発言は以下の通り。

    このプラットフォーム上でネガティブなフィードバックを受け取ることは、自分の感覚(ego-based)によるミスを減らせるからいいことだ。

    だから自分のブロックリストを削除した。

    Twitter: @elonmusk

    みなさんも自分のブロックリストを削除してみる価値ありますよ。起こりうる最悪の事態って何?(自分が見たくない内容が目に入ったとしても)所詮ぜんぶただの文字と絵文字だよ。

    It’s worth considering deleting your blocks. What’s the worst that can happen? Words & emojis …

    Twitter: @elonmusk

    サービスとしてブロック機能の削除を検討している……わけではなく、あくまで「自分はそうしてみた」「みなさんもやってみてはどうか」と呼びかける内容です。

    課金ユーザーのみに?

    また、「ブロック機能の廃止を検討している」という情報を見て、「課金ユーザーだけの機能になるようだ」と解釈している人もいるようですが、このような発表もありません。

    二要素認証でのSMS利用など、有料プラン「Twitter Blue」ユーザーのみが使えるようになった機能がこれまでもあるため、誤解が広がっているようです。

    ※【4月17日19時15分追記】当初、TweetDeckについて「Twitter Blueユーザーのみが使える」と記載していましたが誤りでした(無料ユーザーでも引き続き利用可能)。お詫びして訂正いたします