真似したいワザばかり…!退屈になりがちな「親戚の集まり」を楽しくするボドゲ製作者のアイデアが目からウロコ

    楽しそうで幸せそうで、心が温かくなる〜〜!

    親戚同士の集まりって、とりあえず人数は集まるけど、どうもつまらなくなりがち……。

    特に子どもたちには苦痛な時間。「早く終わらないの?」と文句たらたらなお子さんをなだめた経験がある人も多いかもしれません。

    そんな悩みを吹き飛ばす、「親戚の集まりをゲームで盛り上げる」アイデアを、ボードゲーム製作者のかわぐちさん(@guchi_fukui)が投稿し、話題を呼んでいます。

    誰でもまねできる……けど、目からウロコのアイデアばかり!

    「すごい、すごい!と感動してしまいました」「発想が素晴らしい…」「温かい家族で素敵」「いつかマネしたいです」などのコメントが多数寄せられています。

    金婚式を「ゲーム」で盛り上げろ!

    舞台になったのは、70代のご両親の結婚50周年を祝う「金婚式」。長男のかわぐちさんが企画を考えることになりました。

    先日、ありがたいことに、両親の結婚50年の金婚式を開催することができました。 企画を考えているときもワクワク。 当日は孫たちも盛り上がり、あたたかくてよい時間を体験。 終わった後もとても満足感につつまれています。 みなさまの何か参考になればとシェアいたします。

    Twitter: @guchi_fukui

    企画のポイントとして意識したのは「孫が楽しいと祖父母も楽しい」「祖父母の人生を自身の口から伝える」「飽きないように短時間で」の3点。

    まずは座席の配置から一工夫。横に長く机を並べるのではなく、両親を中心としたコの字型にし、主役との距離を近づけました。

    パーティの最中「なんか向こうの方で盛り上がってるな…」って空気になると、妙にシラけちゃうんですよね。わかる。

    おばあちゃんは孫たちに手を引いてもらって入場!みんなでクラッカーでお迎えして場を盛り上げます🎉

    ここからが企画の真骨頂!最初のゲームは「このひとだあれ」。

    各自に家系図シートと自分の顔シールを配布し、子どもたちに「みんなにあいさつしてシールをもらって、家系図を完成させてね」と伝えます。

    親戚が集まる場って「この人誰?」ばかりで子どもにとっては「つまんない」んですよね。こうすれば自然にわかるし、スタンプラリーみたいで楽しい!

    会場の全員とシール交換をすることで、はじめましてのあいさつとその人との「関係性」がわかります。

    また、その後は家系図シートがお互いの会話のネタにつかえます。

    会場にいる人が「だれなのか」ということがわかることで、「安心」がうまれおだやかな空気になりました。

    続いては「祖父母クイズ」。

    おじいちゃん、おばあちゃんの人生を振り返りながら、本人から語ってもらう企画です。

    思い出話を聞くだけではなく、クイズ形式に!あたったらお菓子がもらえると聞いて、子どもたちも俄然やる気です。

    クイズは、祖父母の仕事、出会った場所、これからやりたいことの3つのテーマで出題しました。

    同席した親戚にもエピソードを披露してもらい、参加者それぞれがしゃべる時間を設けます。

    ここで「結婚式の親族写真」が登場。

    懐かしい写真は大人も子どももおもしろい!

    みんなで集まって「若い!」「イケメン!」などなど大盛りあがり。写真があると思い出話もしやすかったそうです。

    最後はおきまりの「ビンゴ」。

    読み上げや景品を渡す役として、本日の主役の2人が大活躍。子どもたちも自然と集まってきて楽しい空気に。

    ケーキ入刀やお手紙コーナーなどがあり、最後におじいちゃんおばあちゃんからのお礼で終了です。

    90分の予定でしたが、盛り上がって120分のパーティになりました。

    写真と解説を見ているだけで楽しそうです…!

    自分が発言した方が満足度は高い!

    魅力的な企画を考えるために意識したことは? と聞くと、かわぐちさんは「ゲーム製作から学んだことはたくさんあります」と教えてくれました。

    まずは、どんな集まりでも自分が発言した方が満足感が高いこと。

    「だから、両親や親せきの方にはできるだけ質問し、本人からいろいろと教えてもらいました」

    そして、同席している人たちが知らない人だと「怖い」こと。

    「誰がいるのかがわかってはじめて安心感が生まれます。だから、会場にいる人たちに誰なのかがわかるシール貼りの企画(家系図づくり)を実施しました」

    特におすすめは?

    かわぐちさんのアイデアをまねしたい!と思っているみなさんに、特におすすめしたいものは「結婚式の親族写真」とのこと。

    「これがめちゃくちゃウケました!1枚印刷しておけば、写真をかこんで親戚の方々が自由におしゃべりをはじめます」

    「子供や孫たちにも若いころの祖父母はとても新鮮にうつったようです」

    親戚の方から「あたたかい空間だった。ありがとう。」とお礼の言葉をもらいました。 企画した僕もめちゃくちゃ楽しかったです。 なにより両親がすごくよろこんでくれます。 金婚式ができるというのは、数多くの条件がそろった、すごい奇跡です。 みなさんもぜひ企画してみてくだい。

    Twitter: @guchi_fukui

    120分の長丁場でしたが、お祝いの場に集まった大人たちはもちろん、ゲーム性を取り入れたことで子どもたちにも楽しい時間になりました。

    「ゲームやスマホに慣れている孫たちは、いろんなイベントにいっても『いつおわるの?』とぐずることが多いのですが、今回については『孫たちが喜んでくれる企画』をメインに考えていたので、最後まで積極的に楽しんでくれたようです」

    主役の両親からは「孫が喜んでくれると、それをみる自分たちもうれしい」「こういうアイディアがあったんだなあ、ありがとう」と感謝の言葉があったそうです。優しい世界だ〜。

    今回は金婚式でしたが、かわぐちさんの考え方やアイデアは他のシーンでも応用できそうなものばかり👀 ぜひ参考にしたいです!✨