革命の日が…!朝日新聞、デジタル版の英数字が全角→半角に

    「http://」とお別れ。

    1月14日、朝日新聞デジタルにおける英数字の表記が、全角から半角に変わりました。これは革命では!?

    記者の神田大介さんも「読みやすさアップにつながる…といいなあ」とコメントしています。

    英数字が全角から半角に変わりました。読みやすさアップにつながる…といいなあ https://t.co/BSRityJduR

    「全角読みにくい問題」ネット上で度々話題に

    「新聞社のWebサイト英数字全角問題」は、ネットユーザーのあいだでは長年にわたり何度も話題にあがってきたもの。

    全角英数字は縦書きの新聞紙面ではおさまりがよいものの、横書きのPC・スマートフォンの画面で見ると、特に何文字も連なる場合、見づらく感じます。

    URLをそのままコピー&ペーストできない点も不満の声として上がっていました。

    2014年には、朝日新聞デジタルに、ノーベル平和賞マララ・ユスフザイさんののスピーチ全文が全角アルファベットで掲載され「読みにくすぎる」と非難轟々(元記事はすでに削除済み)。

    国際報道部のアカウントが反応し、数時間後に半角に修正されるという珍事がありました。

    英文なのに全て全角だわ単語の途中で折り返えし入れるわで読ませる気があるようにはとても思えん>朝日新聞 「マララさん平和賞受賞会見の全文〈英語〉」 http://t.co/Dyxw8I25TF http://t.co/XopckmJY44

    「全角、読みにくい」というご意見をいただいます。すみません。技術的なことがわかる人に対応可能か聞いてみます マララさん平和賞受賞会見の全文〈英語〉 - 朝日新聞デジタル http://t.co/VqynoG6m7C

    2019年3月には、神戸新聞の記事「新聞社のネット記事って、英数字はなぜ全角?」が大きな話題となりました。「このご時世、なぜ新聞社は頑なに全角スタイルを崩さないのか」社内事情を記者が聞いています。

    担当者「1日に何本も原稿を処理しなければいけないので、小さな手間でも積もり積もると大変な負担になってしまう。それに、全角と半角が混在するのは美しくない。これまでずっと全角でやってきているので、今さら半角にすると整合性がとれないのかな、という思いもある」(神戸新聞ネクストより)

    ネットユーザーの声は辛辣で「だから新聞社はダメなんだ」「ユーザー目線がないなど批判的な意見が大多数。

    同記事への反響を経て、同社は4月にデジタル版「神戸新聞ネクスト」の英数字を基本的に半角表記にすると方針変更を発表しました。

    担当者「正直、そりゃそうだよなと感じました。自分もプライベートでは半角を愛しているのに、仕事ではいつしか全角表記に慣れて『そういうもんだ』と思い込んでしまっていました」(神戸新聞ネクストより)

    「アルファベットは半角でそろえていければと考えていますが、年齢や年数などの数字についてはもう少し検討させてください。慣れや好みもあると思います」(神戸新聞ネクストより)

    「機能改善の一環」

    朝日新聞社広報部によると、半角表示の採用は「朝日新聞デジタルの機能改善の一環」とのこと。

    編集・配信システムの改善に伴い、新たに半角処理を行う機能が追加されたそうです。

    「英文の長文コンテンツなどは、これまでは配信後に必要に応じて手動で半角処理をしていました。今回の機能改善に伴い、今後は多くの記事が、配信と同時に半角表示されるようになります」

    半角表記を望む現場の記者や読者からの声は認知しており、今回さまざまな点から機能改善を進めていく中でその一環として実現できた――と説明しました。

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