「ジブリとして盛大なお別れの会を」高畑勲監督死去、鈴木敏夫Pがコメント

    「やりたい事がいっぱいある人だったので、さぞかし無念だと思います」

    「火垂るの墓」「かぐや姫の物語」などの代表作を持つスタジオジブリのアニメーション監督、高畑勲さんが肺がんで死去した。82歳だった。

    5月に「ジブリとして盛大なお別れの会」が開催されるという。

    アカデミー賞にもノミネート

    1935年生まれ。「アルプスの少女ハイジ」「じゃりン子チエ」などのTVシリーズの演出・監督を経て、スタジオジブリの設立に参画。宮崎駿監督とともに、日本のアニメ界を先導してきた。

    ジブリでは監督として「火垂るの墓」(1988)、「おもひでぽろぽろ」(1991)、「平成狸合戦ぽんぽこ」(1994)、「ホーホケキョ となりの山田くん」(1999)などを発表。

    2013年に公開した「かぐや姫の物語」は、米国アカデミー賞長編アニメーション映画部門賞にノミネートされた。

    鈴木敏夫プロデューサーは、公式サイトで「やりたい事がいっぱいある人だったので、さぞかし無念だと思います。宮崎駿とも相談し、ジブリとして盛大なお別れの会をとり行い、見送ることにしました」とコメント。

    5月15日に「お別れの会」を執り行うとしている。会の詳細は追って発表される。