冬の電力不足への懸念に対応するため、節電をすると電子マネーのポイントなどがもらえる、政府発表の「節電ポイント」が、12月から本格的にスタートしました。
このプログラム、実は登録をするだけでも「2000円分」のポイントがもらえるというお得なもの。
詳しい内容や登録の方法について紹介します。
節電で、いくらもらえるの?
このプログラムでは、以下の2つの段階に分けてポイントの還元を受けることができます。
(1)キャンペーンへの登録(〜2021年12月31日):2000円
※ 登録期限はご家庭で契約している電気事業者によって異なります
(2)節電
・前年の同じ月と比較して3%以上の節電をした場合(2023年12月〜3月のうち、3カ月分の検針分):月1000円
たとえば、キャンペーンに登録し、期間中に毎月、電力消費量を3%減らした場合には、5000円分のポイントがもらえます。
ポイントの還元方法は契約している電気事業者で異なりますが、東京電力の場合は「Tポイント」や「dポイント」「amazonギフト券」などで還元されます。また、一部には、ポイント付与ではなく、電気料金の割引で還元をする電気事業者もあります。
登録方法は?
プログラムへの登録は、契約している電気事業者に行います。
経産省によると、プログラムに参加している電気事業者は、全国の電力販売量の95%を占める約300社。したがって、大半の家庭がプログラムに登録することができます。
各社が節電プログラムの内容や登録方法を説明しているウェブサイトには、経済産業省の特設サイトからアクセスするのが便利です。
3%以上の節約、どうやったら達成できる?
前述のように、月1000円分のポイントをもらうためには、前年の同じ月と比較して3%以上の節電が必要です。
毎日の生活でどのように節電すればいいでしょうか。
資源エネルギー庁がまとめている節電方法を紹介します。(※節電効果は、家庭での1日の電力使用量に対する節電効果の概算値)
エアコン
・<節電効果:約2%>重ね着をするなどして、無理のない範囲で室内温度を下げる
・<節電効果:0.7%>窓には厚手のカーテンを掛ける
・<節電効果:0.7%>目詰まりしたフィルターを掃除する
冷蔵庫
・<節電効果:約1%>冷蔵庫の冷やしすぎを避け(強→中)、扉を開ける時間を減らし、食品を詰め込みすぎないようにする
照明
・<節電効果:約4%>不要な照明は消す
・<節電効果:約1%>リビングや寝室の照明の明るさを下げる
テレビ
・<節電効果:約1%>省エネモードに設定し、画面の輝度を下げる。見ていないときは消す