お店でもらえる、色とりどりのおしゃれな紙袋。
しかし、限定デザインのものなどは、対象の期間を過ぎてしまうと、お店で使用できなくなり廃棄されてしまうことも。
こうした無駄を減らそうと、化粧品ブランド「ロクシタン」が初の試みを行いました。
使い切れなかった紙袋を無料配布するとして、希望する団体などを一般募集。
保育園や幼稚園で工作の材料などとして活用してもらいたいとしています。
今回ロクシタンが無料配布をするのは、2022年のクリスマスシーズンに使用した限定デザインの紙袋。
ブランドはこれまでも限定デザインの紙袋が余ってしまった場合、対象期間の終了後も店頭で配布をし続けたり、社内で使用したりと、できるだけ有効活用してきたといいます。
しかし、2021年8月に紙袋を有料化したことも影響し、今回は予想よりも多くの紙袋が余ってしまったとのこと。
そんなとき、子持ちの社員から上がったのが「余った紙袋を子どもたちの工作に役立ててもらったらどうか」というアイデア。子どもが保育園から持ち帰った制作物を見て、思いついたそうです。
そこで、保育園や幼稚園、学校など、再利用をしてくれる団体を初めて一般に募ることにしました。
無料配布の枚数は公表していませんが、一口は500枚。
24日午後に「ご協力ください!ロクシタンの資材を活用いただける団体様を募集」などとSNSなどで呼びかけると、直後から応募が殺到。翌日朝には全ての紙袋の行き先が決まったといいます。
同様の取り組みを継続するかは未定とのことですが、ロクシタン・ジャポンの広報は、「今後もブランドとして、廃棄を減らし、無駄な資材を生み出さないよう取り組んでまいる所存です」とコメントしています。