本棚を覗くとそこには……!? 世界もハマった「小さな世界」

    本棚の隙間に作る小さなジオラマ、Book nook(ブックヌック)。その世界観が素敵すぎると、Twitterで話題になっています。

    読むだけじゃない。本棚にこんな楽しみ方があるって知っていますか?

    本棚を意外な姿に大変身させた、ある方のツイートが9千以上リツイート、2万9千以上いいねを集め(3月13日現在)話題になっています。

    見た人に「ずーっと見ていたい!」と言わせる本棚。一体どんな投稿なんでしょうか……?

    本棚の隙間の世界へ、ようこそ。

    少し不思議な様子の本屋さん……

    実はこれ、本棚に入っている本の間の小さなスペースに作られたジオラマなんです。

    投稿には

    その本棚古書店は深夜遅い時間だけ開いてて、長いこと積ん読になってしまった本だけが売られている古本屋なんですって…
    と、本屋さんの設定まで添えられ、今にもその物語に引き込まれてしまいそうです。

    リプ欄には、「素敵すぎます…」「この世界観、最高!」など賞賛の声が多く寄せられています。

    海外でも話題の「Book nook」(ブックヌック)って?

    デザフェスで見かけたブックエンドを路地裏にするやつすっごい好き

    mondeさんの作品「路地裏bookshelf」

    「Book nook」とは、本棚の中のスペースに作られた、小さなジオラマ。

    この本棚に収まるジオラマを有名にしたのが、2017年に発表された「路地裏bookshelf」という作品。

    制作したのはmondeさんという日本人男性。世界中で大きな話題を呼び、BBCも「多くのBooknook製作者が、mondeさんの作品に影響されたようだ」としています。

    今では、海外でも多くのBook nook愛好家たちが、この「本棚の間の小さな世界」を楽しんでいるようです。

    今回の作品も、そんな「本棚の世界」に魅了されたひとりによるもの。

    BuzzFeed Newsは製作者の依田四十郎さんを取材しました。

    都内でITエンジニアをしているという依田さん。小学生の娘がいて、作品は「家族が寝静まった後の一人の時間に、ちまちまと作っている」のだといいます。

    2月にウェブニュースでmondeさん等の作品を見て「元々、小さな木箱にジオラマが入ったような作品を作っていたのですが、Book nookの世界観に引き込まれてしまいました」と語ります。

    今回の作品のこだわりは「今作は文庫サイズに収める」こと。そのため、木箱から手作りしました。

    「映画等の様々なコンテンツや、世界の街の写真などからイメージをもらっている」そうです。

    「本棚から椅子、はしごにいたるまで全て手作りですが、特に本は一冊ずつ作ったので思い入れがあります」

    ドアの木目は、カッターで傷つけて再現するこだわりぶり。

    制作時間はなんと、合計約40時間。

    「1月末から少しずつ作り続け、この度やっと完成した」