100日間、友達と自撮りを送りあい続けた結果が凄すぎた。

    100日間友人と自撮りを送りあったらどうなるのか?そんな素朴な疑問を実践したある人の体験記がTwitterで話題になっています。気になるその結果は……!?

    人は、自撮りを毎日送りあい続けるとどうなってしまうのか。

    自撮りが苦手……。あまり上手に撮れない。そんな悩みを持っている方もいるのではないでしょうか。

    普段から自撮りをしないある女性が、自撮りのスキルを向上させるために「100日間友達と自撮りを送りあう」という実験をし話題となっています。

    今までありそうでなかった、おもしろ実験の結果とは……?

    今回、Twitterで10万2千以上のいいね、2万7千以上のリツイートを集め、話題になったのは、ポータルサイトデイリーポータルZに掲載された「100日間『自撮り』を続けたらどうなるか」という記事です。

    リプ欄には「すごい!こんなに変わるなんて…。」「私もやってみたい!」と賞賛の声が寄せられています。

    BuzzFeed Newsはこの記事を書いた與座ひかるさんを取材しました。

    與座さんは、元BuzzFeedのスタッフ。いまはBuzzFeedを離れ、チョコレイトという会社でプランナーを務めながら、デイリーポータルZなどに寄稿するライターをしています。

    チャレンジ前は、「自撮りしている人をみると『うわ!!自撮りだ!!』といちいち斜に構えてしまっていた」といいます。そんな自撮りへの苦手意識は、100日間でどう変化したのでしょうか……?

    100日間1人で自撮りはキツい……。そこで、友人の協力をあおぐことに。

    「100日続ける」と決めたものの、「ひとりで続けられる自信がなかった」という與座さんは、友人を実験に誘います。

    協力してくれたのは、大学時代の友人である郡司さん(写真左上)と山宮さん(写真下)。最初は2人とも「『うわ〜自撮りか〜』と気が重そうだった」といいます。

    LINEグループで、毎日投稿。

    自撮り100日チャレンジのルールは以下の通り。

    與座さんによると、「特に最後(美醜に関するコメントは基本禁止)が重要だ。我々は自撮りビギナーである。心が折れないよう細心の注意をはらい、お互いを尊重しようと強めに確認しあった」とのこと。

    お互いへの思いやりの気持ちも、100日自撮りチャレンジを続けるには不可欠なようです。

    ついに100日自撮り生活スタート!記念すべき1枚目がこちら!

    ついに100日自撮りチャレンジがスタート!

    「家でカメラを自分に向けてみるも『あっこれは全然わからんぞ』と一人であわてる」

    「まずカメラの位置が正しいかわからないし、背景もわからないし、顔の角度も表情もわからない。特に表情については照れと不慣れがすごかった。もっと笑ってもみたが、顔が引きつりロボ化した。やや微笑むのが人様に出せる限界だった」

    確かに、まだ自撮りに慣れていないからか、どことなく表情が固いようです。

    友人たちも、記念すべき1枚目の自撮りをパシャり!

    「みんな『自撮りムズすぎる』『自撮りって技術の話なんだ』『顔がテカるの何?』などと初日からうちのめされてしまった」

    初日に発覚した最初の課題は「『照れの払拭』と『良い表情』」とのこと。

    ここから100日後、どう変化するのかが楽しみです!

    3〜5日後、練習をしていくと徐々に変化が……!

    「全員めちゃめちゃ上手に笑えるようになった。照れは3日あたりでほぼ消滅。カメラアプリ導入による肌のトーンアップなどを学び、自信をもって笑えるようになったのである」

    試行錯誤の結果、「『ポーズをとる』という学びも得た」とのこと。

    「手を横に置くと小顔に見えたり、写真に躍動感が出る!と当たり前の発見をしては喜んだ」

    最初の1週間のまとめ。3人とも表情にバラエティが出るようになっていきます。

    2週目からは「ノーマル自撮り」を脱却!アレンジを加えるように。

    チャレンジ開始から1週間が経過。2週目に入ると、普通に自撮りをとるのではなく、「セルフタイマーを使い、ポーズや構図の研究」をし、バラエティに富んだ自撮りに進化していきます。

    途中で各々新しい構図を見つけようとチャレンジする期間があったり、

    「影とか照明って重要なのでは?」と気付き研究する日があったり、

    「自分を撮る」という概念の限界はどこなのか、境界線に挑んだ日も。

    こうして100日間のチャレンジが終了したのでした。

    試行錯誤を繰り返しながら、100日間の自撮りチャレンジを完走した3人。

    その効果はどんなものだったのでしょうか?

    チャレンジ期間中に、全員がダイエットに成功!美意識も上がった。

    「毎日自分を撮るので、しっかり体重をキープしようという気持ちになった」ことなどが理由で、なんと3人ともが期間中のダイエットに成功しました。

    「体重が減っても、見た目ではわからなかったので、(写真を)見比べて『痩せてる!?』と気づいた時はうれしかったです。また、よく写った時や工夫した時に友達が『めっちゃいいじゃん』と褒めてくれるのも、すごくうれしかったです」

    自撮りを続けることで、美意識にも変化があったといいます。

    「(郡司さんと山宮さんは)肌をきれいにしてみようとファンデーションを買ったり、ネイルも面白いかもと爪を塗りはじめた。元々はそこまで興味がなかったらしい。すごい変化である」

    結論:「自撮りが怖くなくなったし、うまくなった」

    そして、3人とも「自撮りが怖くなくなったし、うまくなった」という結果に。100日自撮りチャレンジの効果は計り知れません!

    自撮りへの苦手意識にも変化が。

    先述の通り、以前は自撮りに対してネガティブな思いがあったという與座さんですが、チャレンジ後は感情にも変化があったそうです。

    「1ヶ月あたりまでは、照れは減ったものの人前で自撮りするのは恥ずかしかったのですが、後半はお店で自撮りするのも余裕になっていました。よく考えたら、自分の顔の写真を撮るって記録としても普通のことだよなと……。斜に構えていた昔の自分を殴りたいです」

    チャレンジで知った友人の新しい一面。絆も深まった!

    また、このチャレンジによって友人との仲が深まったといいます。

    「元々仲はいいのですが、自撮りと一緒に日報も送りあうことで、『あ、意外とこいつ落ち込みやすいんだな』など新しい発見がありました(笑)。また、毎日他人の顔をみることになるので、『またこのTシャツ着てるよ!!』と一緒に住んでるっぽい愛着がわいて、面白かったです」

    このチャレンジによって色々なことを学んだという與座さんは、他の人にもこのチャレンジをおすすめしたいといいます。

    「すごく忙しい芸能人の方とか、疲れる日があるのかな?など気になります!あとはドラマの半沢直樹が好きなので、撮影期間中に続けると顔が変わるのかとか、NiziUもいま大好きなのですが、デビュー前の100日とか毎日自撮りしてほしいです!泣いてしまいそうです」

    100日自撮りチャレンジを終えた今、與座さんは「日常化したら歯磨きする、ぐらいなんでもないことなので、まじでずっと続けられると思います!」と自信に満ちています。

    友人や自分の知らなかった一面と向き合える100日自撮りチャレンジ。あなたも試してみてはいかがですか?