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マクドナルド、容器を再利用可能に→他国での実施を求める声には、後ろ向きな姿勢

フランスのマクドナルドでは、今年初めから店内での飲食物の提供に再利用可能な容器が使われている。他国でも同様の施策を求める声があるが、マクドナルドは後ろ向きな姿勢を見せている。

仏マクドナルドで、店内用の容器を再利用可能なものに変更する取り組みが起きている。

Mail Onlineによると、フランスのマクドナルドは今年1月から、すべての店舗での店内飲食に対し、再利用可能な容器での提供を始めた。

フランス政府は、2020年2月に循環経済法を施行した。同法では、2025年までにプラスチックのリサイクル率を100%にすることが目指されている。

加えて、2023年から店内飲食用のカップやグラス、カトラリーを再利用可能なものにすることが求められている。

その結果フランスのマクドナルド店舗では、慣れ親しんだあの紙容器が姿を消している。

代わりに、フライドポテトは赤の、チキンナゲットは白の、それぞれプラスチック樹脂製の容器で提供されている。

評判は今のところ上々だ。

absolutely *loving* the design of this reusable packaging that's being introduced at mcdonalds france pic.twitter.com/kDSsNS5Xnz

— juan (@juanbuis) November 19, 2022
Twitter: @juanbuis

💬「フランスのマクドナルドで導入された、再利用可能な容器のデザインは本当に気に入っている」

そんな中、フランスと同様、再利用可能な容器で飲食物を提供する取り組みを、他国でも導入するよう求める声があがっている。

マクドナルドは先日、Wall Street Journalに対し、再利用可能な容器に代替するのは時期尚早であるとの認識を示した。

一方、ヨーロッパのNPO団体「Zero Weste Europe」は、再利用可能な容器は、ほかのあらゆる容器よりも温室効果ガス削減の可能性が高いという研究結果を公表している。