紅茶に…塩!?”美味しい淹れ方”論争、アメリカ・イギリス両政府を巻き込む事態に

    アメリカのミシェル・フランクル教授が発表した、紅茶の淹れ方に関する研究をめぐり、アメリカ・イギリス両政府機関がSNSで声明を出す事態になっています。

    アメリカの研究者が発表した「紅茶の淹れ方」に関する研究をめぐり、アメリカ・イギリス両政府機関がSNSで声明を発表。異例の事態となっています。

    問題になったのは、米ブリンマー大学のミシェル・フランクル教授の研究で、紅茶にひとつまみの塩を加えることを提唱しています。

    この研究に対し、在英アメリカ大使館がSNSで声明を発表し、教授が提唱した淹れ方は、アメリカ政府の意向とは無関係であると説明しました。

    声明の最後にアメリカ大使館は、自分たちが電子レンジを使って紅茶を淹れていることを明記しました。

    電子レンジ…?本当に…??

    実際アメリカ人の中には、電子レンジを使って時短で紅茶を淹れる人もいるのだとか。

    72万人のフォロワーを抱えるアメリカ人インフルエンサーが2020年、「多くのアメリカ人はマグカップに水を入れ、それをレンチンして紅茶を淹れる」とTikTokで解説し、大きな反響を呼びました。

    ちなみにフランクル教授の研究では、電子レンジを使って水をあたため、紅茶に使用するのは、よくないとされています。電子レンジを使うことで茶かすができ、味が落ちる原因になるのだそう。


    このアメリカ大使館の声明に、今度はイギリス内閣府が反応。X上で、次のように発表しました。

    In response, to the statement put out by the US Embassy in the UK:

    We appreciate our Special Relationship, however, we must disagree wholeheartedly...

    Tea can only be made using a kettle. https://t.co/Jt5xWKYRkT

    — Cabinet Office (@cabinetofficeuk) January 24, 2024
    Twitter: @cabinetofficeuk

    「我々は、アメリカとの間の特別な関係を大切にしています。しかし、先の声明の一部には心から意見を異にします」

    「紅茶は、(電子レンジではなく)やかんを使って淹れるものです」

    サムネイル:Getty Images