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テイラー・スウィフトのライブで14万人がジャンプ→M2.3の地震に匹敵する「揺れ」が…

7月22日と23日に、ワシントン州シアトルでテイラー・スウィフトのツアー「The Eras Tour」のコンサートが行われました。そこでファンたちが生み出した「ある」記録が…。

Eleanor Ashwell
by Eleanor Ashwell

アシュウェル 英玲奈 BuzzFeed Localization Intern, Japan

人気歌手テイラー・スウィフトのツアー「The Eras Tour」が、アメリカで行われています。

Mat Hayward / Getty Images for TAS Rights Management

日本では、2024年2月7日から10日までの4日間、東京ドームで開催予定です。

そんな中、ワシントン州シアトルでの公演中、会場付近でマグニチュード2.3の地震に匹敵する「揺れ」が観測されました。

Mat Hayward / Getty Images for TAS Rights Management

なんとその原因は、盛り上がった観客たちがダンスやジャンプ、足踏みをしたから！揺れは、「スウィフト・クェイク」と名付けられました。

Mat Hayward / Getty Images for TAS Rights Management

7月22日と23日にルーメン・フィールド・スタジアムで開かれた公演には、2日間で14万人4000人を超えるファンが集まり、連日でほぼ同じ規模の揺れが観測されています。

地震を研究する地質学者ジャッキー・カプラン＝アウエルバッハ氏によると、今回の揺れは、2011年にNFLの試合でシアトル・シーホークスがタッチダウンを決めた際、興奮した観客が起こした揺れ「ビースト・クェイク」よりも大きかったそう。

ウェスタン・ワシントン大学で教授を務めるカプラン＝アウエルバッハ氏は、CNNの取材でこう語っています。

Mat Hayward / Getty Images for TAS Rights Management

「『ビースト・クェイク』と『スウィフト・クェイク』の違いは、揺れの継続時間です。タッチダウン後の歓声は数秒でおさまります」

「一方で、テイラーのコンサートではリズムが観客の行動をコントロールしています。私は約10時間ほどのデータを集めました。音楽、スピーカー、ビート…それらのエネルギーが地面を揺らすこともあります」

Mat Hayward / Getty Images for TAS Rights Management

また、カプラン＝アウエルバッハ氏は、自身のSNSで観測した揺れのデータも共有しています。

テイラーのコンサートで観測した揺れは、「ファンだけによるのもではないかもしれない。（会場での）音も影響している可能性がある」と説明しました。

ファンがコンサート会場で撮影した動画には、テイラーが人気曲『シェイク・イット・オフ』に合わせて、パフォーマンスをする様子が…。

そこには観客たちが飛び跳ねたり、歓声を上げたりする様子が映っています。

コンサート後、テイラーはインスタグラムを更新。会場に足を運んだファンに向け、感謝の気持ちを述べました。