ディズニー映画『リトル・マーメイド』の実写版が全国で公開中です。主人公のアリエルを演じるのは、俳優ハリー・ベイリー。
TikTokで、子育ての様子や家族のブログを配信するジェイラさんと娘のナイラちゃん(2)も、プレミアに招待されました。
プレミア当日、ナイラちゃんはアリエルの衣装に身を包み、ご機嫌な様子でホテルを出ました。すると……!
ホテルの前には、1989年に公開されたアニメ版『リトル・マーメイド』でアリエルの声を演じ、主題歌も担当したジョディ・ベンソンがいたのです!
ナイラちゃんが手に持っているのは、ベイリーがモデルとなったアリエルの人形です。ジェイラさんが、プレミアの1週間ほど前にプレゼントしました。
「わあ、茶色の肌の人魚だ」とナイラちゃん。
その様子を撮影したジェイラさんは、キャプションにこう書いています。
「Representation absolutely MATTERS(リプレゼンテーションは大切)」
「アリエルは、私が幼い頃からいちばん好きなプリンセスでした。 娘もそう思っていると思います!」
「Representation Matters(リプレゼンテーションは大切)」は、近年欧米を中心に発展している考え方で、メディアに多様性を反映させることの大切さを説いています。
LGBTに関する様々なサービスを行っている株式会社アウト・ジャパンは、リプレゼンテーションについて、こののように定義しています。
「映画やテレビなどのメディア表現において、社会を構成する人々の多様性を正しく反映させ、マイノリティが公正に描かれることを目指そうとすること」
性的マイノリティに限らず、ジェンダーや人種においてもリプレゼンテーションを重要視する動きがあります。
昨年9月に同作の予告が初めて公開された際、自分に似たアリエルを見て喜ぶ黒人の子どもたちの様子がSNSに続々と投稿され、大きな話題となりました。
あるTikTokでは、黒人の女の子が初めて実写版アリエルを見て「黒人だ!肌が茶色いアリエルはきれい」と嬉しそうです。