財務省は3月12日、「森友学園」の国有地売却の決裁文書を改ざんしていたと認めた。
安倍晋三首相や妻の昭恵氏、そして麻生太郎財務大臣など複数の政治家の名前が文書から消されていたことが判明した。
12日夜には、市民が首相官邸前で抗議デモをし、怒りの声をあらわにした。
この動きを受けて、韓国からは改ざん問題に抗議する人々に向けた応援メッセージが寄せられている。
韓国では近年、「ろうそくデモ」が世論を喚起し、大統領の弾劾訴追につながった例がある。
きっかけは2016年10月末、朴槿恵前大統領の「影の実力者」で親友である崔順実(チェ・スンシル)被告が、国政に深く関わっていたなど不正の疑惑が暴露されたことだった。
2017年3月10日に朴氏が罷免されるまでの23週間、朴氏の辞任や社会問題の解決を求める大規模な抗議が路上で開かれた。