世界を夢の国に変える技に15万人が感動 ディズニーも驚嘆した切り絵職人

    紙さえあれば、どこでも楽しめる。

    あるInstagramユーザーRich McConor(@paperboyo)さんが、黒い紙で切り絵を作り、紙のシルエットを巧妙に使った、切り絵シルエット写真を撮っている。

    投稿されているペーパーアートに魅了されて、Instagramアカウントをフォローしている人が15万人以上もいる。

    BuzzFeed Newsは切り絵シルエット写真を撮っているRich McCorさんに話を聞いた。

    イギリス・ロンドンの広告制作会社に勤めているRich McCorさん(29)。切り絵シルエット写真を撮り始めたきっかけとは。

    「ロンドンの写真をユニークな方法で撮りたかったんだ。誰もが似たような風景を撮っていることに気づいて。だから、みんなが見慣れた写真に、ひねりを加えたかった」

    ディズニー映画「ライオンキング」の切り絵シルエット写真を投稿。

    この写真に注目したディズニーは、イギリスのあらゆる風景でディズニー関連の切り絵シルエットを使う挑戦をRichさんに申し込んだという。

    挑戦を受けたRichさんが撮影した写真たちは、これだ。

    Richさんが投稿している切り絵は、細かい穴まで綺麗に切り抜かれている。上手に切り絵を作る、簡単な方法はあるのか。

    「切り絵を始めてから4年が経つから、今では速いスピードで綺麗に切ることができる。だけど最初は、痛い切り傷に何度も苦しみながら練習していたよ」

    「ある金曜の夕方に友人たちと外に出ていたんだけど、その時には6千人のInstagramフォロワーがいたんだ。でも夜に確認してみたら、1万人以上に増えていたんだよ。次の週には、4万2千人。それでやっと、僕がやっていることが好きなのだと気付いたのさ」

    人々が彼の切り絵シルエットに魅了される理由をRichさんはこう語る。

    「驚き、ユーモアと風変わりな考えに人々は心を奪われているんだと思う。どの写真も、ユーモアを込めていて、物事の見方について考えさせられるようにしているんだ。みんな、他の人にはどう見えるか、知りたがっている」

    Richさんは、日本に旅行したことはないが、切り絵写真にぴったりな国だと語る。

    「独特の建物やカリスマを持っている街は、切り絵写真に完璧なんだよ。日本はたくさん魅力あると思う、特に東京とか」

    Rich McCorさんが使った切り絵のテンプレートは、IWC Schaffhausenのサイトでダウンロードできる。