キンチョールのちょっと変わった広告が話題になっています。
5月27日の新聞に入っていた“金鳥”こと大日本除虫菊の広告。黒い正方形の「超難解折り紙」を折ると、アレが完成するようになっています。
実際作ってみた人が「なんちゅうもん作らせてくれたんじゃキンチョール‼️」とTwitterに投稿し、約8万回リツイートされています。
「でかくて気持ち悪い」「思ったよりも生々しくてヒエッ」「折った後悔がドギツイ」との声も寄せられています。
折り方の動画(注意:約1時間)を見ながら折ってみると…
さっそく遊んでみました。
よく出没する場所にも置いてみました。台所に出てくるゴキブリ!
ゴミ箱でカサ…と音を立てるゴキブリ!
壁に張り付いているゴキブリ!
「いきなり出てきたけど潰せばいいのかどうかわからなくてパニックになったからとりあえずペットボトルの中に閉じ込めておいた…でもどうしよう、このまま捨ててもいいのかな」状態のゴキブリ!
なぜこんな折り紙を作ったのでしょうか?広報担当者に話を聞きました。
——広告をおりがみにしたきっかけは?
新聞を開いて、まず手を止めてもらえる広告であることを考えました。
紙媒体ならではの広告という視点でアイデアをしぼり、ゴキブリの折り紙にたどり着きました。
また、「なんだろう?」と不思議に思い、「やってみよう!」と参加したくなり、「やってみた!」と誰かに言いたくなるような、そんなコミュニケーションを目指しました。
リアルで、難しく、でもがんばれば折れる、というレベルの折り紙になったかと思っています。
——どのような反響がありましたか?
比較的時間に余裕のある土曜日に掲載したこともあり、予想以上の人が超難解折り紙に挑戦していただけたみたいです。
Twitterにも「貴重な休日に1時間かけてゴキブリを折ってしまった(笑)」「やってくれましたね、金鳥さん(笑)」など好意的なものも多く、Yahoo!ニュースやLINE NEWS、多数のまとめサイトなどでたくさん取りあげていただいて、 予想以上に反響が大きく喜んでいます。
——過去にも点つなぎというユニークな広告を出していますが、どのようなコンセプトで新聞広告を出しているのでしょうか?
やはり、広告はなかなか見ていただけるものではないと思っていますので、無視されない広告になれればいいなと思っています。
その上で、ご覧になっていただいた方々に少しでも楽しんで頂けるようにと思って制作しています。
今回で言うと、ハエ・蚊のイメージが強いキンチョールですが、ゴキブリにも効くというを印象づけたいという思いで掲載しました。