Windowsのパソコンを使ったことのある人なら誰でも見たことがある、この風景。
アメリカの自然写真家チャック(チャールズ)・オリーアさんの作品だ。
1996年1月、サンフランシスコ近辺に住むガールフレンドに会うためにドライブしていた途中、オリーアさんは青空と緑に覆われた丘を見かける。
「雲の流れが変わる前に撮らないと」と思い、車をとめてフィルムカメラで撮影した。
「Bliss(至福)」と名付けられたこの写真は、2001年にWindows XPのデフォルト壁紙として選ばれ、世界で最も見られている写真だという。
その後、ナショナルジオグラフィックなどで撮影活動を続けていたオリーアさん。
21年ぶりの2017年11月、航空会社ルフトハンザはオリーアさんの「Bliss」の"続編"を公開した。
New Angles of America。北米の三絶景を映した「新たな角度のアメリカ」は、スマートフォン向けの壁紙として撮影された。
ホワイト・ポケット(アリゾナ州)
マルーンベルズ(コロラド州)
ピーカブー・スロット渓谷(ユタ州)
ルフトハンザの公開にあたって、オリーアさんは1996年に撮影した写真をこう振り返る。「76歳になった今でも、『Bliss』の偉大さを実感している」
スマートフォン向けの写真撮影についてもこう話している。
「私が見てきた絶景を、続編として、そしてスマートフォン向けの写真として、数百万もの人たちに楽しみ続けてもらえるのが嬉しい」