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このあんこの量はズルいよ…!東北の冬の風物詩「あじまん」がニヤけちゃうほどおいしい

何気ない日常の「尊い」存在を発信する特集「地元尊い遺産」。今回は東北を中心に愛されているおやつ「あじまん」をご紹介! 超甘さ控えめのあんこがぎ〜っしり詰まってて、一度食べたらやみつきになってしまいますよ…!

10月になると、秋田県や山形県のホームセンターに出現するお店「あじまん」って知っていますか?

筆者が生まれ育った秋田県では、この光景が秋冬の風物詩となっています。

そんな東北を中心に愛されている「あじまん」は、ただの大判焼きではないんです!

上京してから見かけなくて残念だな〜と思っていたのですが、なんと八王子とあきる野に店舗がありました!

「DCMホーマック八王子みなみ野店」に着くと…

てか、110円ってお得すぎやしませんか?

急いで家に帰って、いざ実食!

中身は…あんこもカスタードクリームもぎっしり!

あんこは本当に甘さ控えめ。塩気も感じられて無限に食べれちゃう。

もっちりクリームもたまらん。こちらも甘さ控えめで上品。

でも、どうして秋冬しか販売していないんだろう?しかもなぜホームセンターの駐車場…?気になったので、あじまん本社に取材しました!

ーーなぜ秋冬だけ出店しているんですか?

温かい「あじまん」が一番おいしく感じられる時期に食べていただきたいと考え、秋冬限定の販売にしました。
また、あじまんのあんこは糖度が低いため、品質が劣化しやすい夏場には適さないという理由もあります。

ーーなるほど。でもどうしてホームセンターの駐車場に…?

ホームセンターの外売り場では、主に園芸商品などの季節商材が展開されていますが、冬になるとその販売スペースが縮まります。

そこに弊社のプレハブを置かせてもらえれば、ホームセンター側はスペースを提供するだけで収益になり、弊社にとっても来客が見込まれいいことづくめ! ということから駐車場に出店しています。

ーーよく見る光景の裏側にはそんな戦略があったとは! ところで出店していない夏期はどのような事業を…?

ーー夏期は収益に繋がる動きをしていない…!? 寒い時期が勝負ってことですね。ところで特に山形と秋田で人気なのはなぜですか?

あじまんは昭和40年、山形県天童市の小さな大判焼き屋から始まりました。当時はまだ珍しかったスーパーの店頭で営んでいたのですが、それが次第に評判となり、昭和55年にあじまんとして山形県と秋田県でチェーン展開を開始。 

そこから山形県と秋田県で続々店舗が増え続け、この2県で「寒い時期に温かいあじまんを食べる」ことがおなじみになっていったんだと考えています。

ーー40年以上も前から山形県と秋田県でチェーン展開されていたんですね。長年愛されているのは、やはり「おいしいから」だと思うんですが、味の秘密を教えて下さい!

こだわりはたくさんありますが、特にこの4つがポイントです。

①十勝産小豆を100%使用

②超薄皮

③あんこがぎっしり詰まっている(1個110gのうち、あんこは75g入っていますよ!)

④甘さ控えめのつぶあん


ちなみに商品名の「あじまん」には、味自慢(あじじまん)できる商品にしたいという思いが込められています。

ーーあんこの量、ハンパないですよね。

はい、でも甘さがかなり控えめなので、甘いものやあんこがあまり得意ではない、という方にぜひ食べてもらいたいです! 

あじまんの裏側を知ったら、ますます「あじまん尊い…」って気持ちになったよ🥺✨

そんなあじまんは、東北はもちろん、意外と全国で販売しているそうです!

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