グラミー歌手のリゾは、ボディ・ポジティブやファットシェイミング(肥満体形への差別)などについて、頻繁にSNSでメッセージを発信しています。
「ステージ上で体を動かしているのに、なんでこんなに太ってるの?一体なにを食べているんだろう」
「ちょうどこのアプリ(Twitter)にログインしたところ。こういう戯言を、私は日常的に目にするの。世の中が嫌いになりそう」
「自分について説明するのに疲れた。バカみたいな内容の投稿に自分の名前が入っているのを見ずに、このアプリを使いたいんだけど」
「リゾは痩せようとしていない。もし痩せられるなら痩せている。太っているのがリゾのブランドなんだよ」というツイートに対しても、リゾは返信しています。
「太っているのは私の『ブランド』じゃない。ただ私の体がそう見えるだけ。それだけ。私の『ブランド』はいい音楽を感じること。すべての人を讃えること。黒人の女性を(差別や抑圧から)解放すること!」
歯に衣着せぬ物言いや、差別的な投稿に反論することをいとわないリゾには、これまでも常に批判的なコメントが投げられていました。
「私はいつも才能でリードしてきた。でも『Good As Hell』出したときは『安っぽい』と言われた。『Juice』は『あの人たち(批判する人々)向け』ではなかった」
「ソーシャルメディアで、愛が憎しみを上回ることは絶対にない……すべては私が太っているから?おかしいよ」
「みんなは知らない。あとほんの少しで、みんなを見限って(歌手を)辞めて、金と男を楽しみ尽くす段階に移りそうだって」と、一連のツイートを締めくくりました。
そんなリゾは、今年の夏に初来日公演を予定しています。日本最大規模の音楽フェス「フジロック」の最終日で、ヘッドライナーを務めます。
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:髙橋李佳子