ケリー国務長官がツイッターで公開した広島への思い 「全ての人々が来るべきだ」

    そう、アメリカ大統領も。

    アメリカの現職閣僚として初めて被爆地・広島市を訪れたケリー国務長官が、その思いをツイッターで公開した。「世界中の全ての人々が訪問すべきだ」。強い言葉で平和を誓った。

    ケリー国務長官が自身のツイッターで公開したのは、広島平和記念資料館を訪問した後にゲストブックに残したメッセージ。資料館と記念公園に来たことを「光栄だ」と記し、そこで感じたことをこう書いている。

    Honored to be 1st Sec State to visit Hiroshima Peace Memorial Museum & Park. Here is what I wrote in the guestbook.

    世界中の全ての人々がこの資料館を見て、その力を感じるべきだ。核兵器の脅威を終わらせる責任だけでなく、戦争そのものを無くす誓いを、激しく抗いがたいほどの厳しさで思い出させる。戦争は最後の手段であり、決して最初の選択であってはならない。世界を変え、平和を築き、全世界の人々が欲している未来を作る努力を倍増させること。この資料館は、そのことを私たち全員に訴えかけている。

    「全ての人々」とは。英紙ガーディアン(電子版)によると、ケリー国務長官はオバマ大統領も訪問すべきかと問われ、次のように答えたという。

    「全ての人々は、全ての人々だ。いつの日か、アメリカ大統領もここに来る全ての人々の中に含まれることを私は望んでいる。大統領という立場で来ることができるかは、私にはわからないが」