8月25日、「CHAGE and ASKA」のASKAさんが、グループの脱退を発表しました。2009年に無期限の活動休止を発表してから10年、平成を駆け抜けたビッグデュオが、名実ともにその活動にピリオドを打つこととなりました。
チャゲアスがヒットシングルを連発した1990年代はもっともCDが売れた、音楽産業の全盛期でもありました。ヒット曲の多くが、CMやドラマとタイアップし、テレビで広く流され、CDが売れる、そんな時代だったのです。チャゲアスのベスト5のセールスも、全てミリオンセラーを超えています。そんな名曲たちを、CHAGE and ASKA公式YouTubeから紹介します。
5位 『if』(108.3万枚、1992年)
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当時のヒット曲の鉄板パターンは、CMまたはドラマとのタイアップ。この曲もパナソニックのCMソングとしてテレビで広く流れました。この後に続く有名曲と比べると知名度では一歩劣りますが、メロディの美しさは一級品です。
4位 『HEART』(114.3万枚、1994年発表)
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「HEART/NATURAL/On Your Mark」と3曲がA面扱いとなった異色の1枚。当時はまだ、レコード時代の名残からシングルの中でもメインの曲が「A面」、サブ扱いが「B面」と言われていました。冒頭曲の「HEART」は、映画『ヒーローインタビュー』の主題曲。野球記者と落ちぶれた野球選手の恋を描いたこの作品の主演は、鈴木保奈美と真田広之でした。
3位 『めぐり逢い』(125.2万枚、1994年発表)
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フジテレビ系ドラマ『妹よ』の主題曲。生まれた環境の違うカップルが恋をするラブストーリーで、和久井映見、唐沢寿明、岸谷五朗、鶴田真由らが出演しました。穏やかなサウンドをバックに、ASKAの高く澄んだボーカル、そしてチャゲのコーラスが絡む瞬間は「まさにチャゲアス」という感じです。
2位 『YAH YAH YAH』(241.9万枚、1993年発表)
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フジテレビ系ドラマ「振り返れば奴がいる」の主題歌としてリリースされました。織田裕二と石黒賢のダブル主演に、仙道あきほ、松下由樹、西村雅彦が固める出演陣はまさにテレビドラマ全盛期といったところ。シリアスな医療ドラマですが、脚本は当時、コメディ作家のイメージが強かった三谷幸喜が担当しています。
シンプルなサビ部分は、カラオケで合唱するのにはピッタリ。アラフォー以上なら、チャゲアスファンならずとも、たいていの人が知っている曲ではないでしょうか。
1位 『SAY YES』(282.2万枚、1991年発表)
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ドラマ「101回目のプロポーズ」の主題歌としてメガヒットを飛ばした作品です。当時はトレンディドラマの全盛期。月曜夜9時のフジテレビは、「月9」と呼ばれる花形枠で、視聴率30%以上のドラマを連発していた時代でもありました。
武田鉄矢演じる、恋愛に不器用で99回ものプロポーズに失敗してきた中年男、星野達郎の「僕は死にましぇん!」という絶叫セリフは、日本ドラマ史上屈指の名シーンとして多くの人の記憶に残っています。
(売上の出典はオリコンニュース)