まるでスズメの恩返し!!
スズメが雛を見せに来てくれた投稿が話題です。
植物が好きで庭づくりに力を入れているゆるるさん(@umechocomint)がTwitterにスズメの親子の写真を投稿したところ、2万回以上リツイートされ、20万を超える「いいね」が集まりました。
リプライ欄では「こんなことってあるんですね😭」「素敵ですね!」と心温まる話にほっこりした方々から多くの声が寄せられました。
話題の写真がこちら
半年間ずっと毎日スズメのお世話をしたら、この春に生まれた雛を見せに来てくれた。泣きそうになった!😭💕
写真手前に写っているのが、親で、左が雛だといいます。
まるで親鳥が「ここは安全よ」と雛に教えているようにもみえます💕
BuzzFeedは投稿者のゆるるさん(@umechocomint)にお話を聞きました。
自然豊かで野鳥の多い地域に住んでいるというゆるるさんですが、元々は鳥にあまり関心がなかったそう。
ところが、このコロナ禍でおうち時間が増えたことから、ふと野鳥を庭に呼んでみようと思い立ち、お世話を続けたところ、毎日のように鳥がくるようになったんだとか。
今日も鳥たちが並んで朝の挨拶してくれました。巣作り真っ最中のスズメが多いのか顔に毛のような物をくっつけてる子をよく見かけます。みんな頑張れ😊
確かにゆるるさんのお庭は鳥にとって楽園に見えます…..!!
「お世話」とは具体的にどんなことをしていたのか教えてもらいました。
餌となる虫を増やそうと、庭に農薬を散布することをやめ、雑草についても邪魔にならない限りは残すようにしたそう。
さらに野鳥たちの好むサクランボなどの誘鳥木を植えたほか、バードバス(鳥のために水を貯めた鉢)の水を綺麗に保ち、植木鉢などについた糞のお掃除も行ったのことです。
給餌をしたのは餌の少ない冬のみ。春になって虫がたくさんいる今は餌やりをせず、遠くから温かく見守るのみだといいます。
スズメが真剣に虫を探してる顔がかわいい❤️ 庭には寒緋桜のサクランボができました。早いもの勝ちですよ🍒
こうすることで、今は4〜6羽のスズメがゆるるさんのお庭を訪れるようになり、自由に水浴びや虫探しをした後どこかへと飛んでいくのだといいます。
ゆるるさんは、スズメたちに名前をつけることで一層愛着が湧いているご様子。
今回、雛を見せに来てくれたスズメのことは「チュン太郎」と呼んでおり、毎日観察していた甲斐があって撮影できたみたいです。努力のたまものですね!
うちのチュン太郎が親になりました。愛が伝わってきて泣いちゃう🥲💕
ゆるるさんはスズメが雛を連れてきたときには本当にびっくりしたと振り返ります。
普段見るスズメとはまるで違って、羽の色が明るくて薄かったため、すぐに雛だとわかったんだそう。
なんといっても、スズメは警戒心の強い鳥です。
ゆるるさんはいつも木陰に隠れ、動かないようにして、いつも3メートル以上離れたところから撮影しているのだといいます。
望遠レンズで撮影しているからこそ、遠くからでも鳥の表情まで見えるお写真が撮れるんですね….!!

今回の写真はゆるるさんが窓の近くにあるさくらんぼの鉢植えに止まっているスズメの親子を発見し、窓越しに撮影したもの。
普段は家に近づくことのないスズメが窓の近くまで親子で来ていたので「雛を見せにきてくれたのかも」と感じたのだといいます。
ひそひそ… 庭の隅で情報交換会が行われている模様。 「首斜め45度。上目遣いで可愛くチュン♪…これで餌が確実に貰えるぜ😏」とか言ってんのかなー
なんとこの撮影日は母の日。
いつも過ごしやすい庭を作ってくれているゆるるさんへの感謝の気持ちをチュン太郎が伝えに来てくれたのかもしれませんね。
野鳥が安全に過ごせるバードビオトープを目指しているというゆるるさんは、写真を撮るのが大好きで、これからもスズメや野鳥のかわいい仕草や表情を投稿していきたいと話しています。
見上げれば目に写るのは 青空とミモザ、そして幸せそうな可愛いメジロ☺️
今回の反響をこのように受け止めています。
「スズメとの思い出やエピソードを聞かせてくださる人がたくさんいて、多くの人がスズメを大切に思っていることが分かりました」
「これをきっかけにたくさんの方に自然環境を守ろうという気持ちを持っていただけたら嬉しいです」
今回の投稿をみて、「野鳥をお庭に呼びたい」と思った方もいるかもしれません。そこで、BuzzFeedは環境省野生生物課鳥獣保護管理室の担当者に話を聞きました。
環境省によると、お庭に野鳥を呼びやすい環境を作ったゆるるさんの行為は問題ないとのことです。
ただ、注意点もあります。池や湖で餌をたくさん蒔いて、何百羽というレベルで野鳥を呼び寄せるような行為は適切ではないといいます。
本来の鳥獣の生態を変えてしまう恐れがあるし、鳥インフルエンザなどの感染症を広げるリスクを高めかねないからです。
どの範囲までなら大丈夫なのか。環境省の担当者も「線引きはなかなかできない」と話したうえで、こう伝えます。
「適切な距離感を保ち、遠くから野鳥の本来の姿を見守りながら観察を楽しんでいただきたいです」
私の願いは、 ただあなたに笑顔でいて欲しいだけ💛
今回のスズメの親子は野鳥とほどよい距離感でお世話をし続けたゆるるさんだからこそ撮れた様子だったのかもしれません。
これからも素敵なご投稿、楽しみにしています!