この世界、美しすぎませんか…。
沈む間近の夕日と海の様子がとても素敵でどこか心が落ち着く写真。
そこには手と線香花火の紐、火花が描かれています。
まるで、夕日が誰かの線香花火になってしまったよう…。
これは、写真に落書きする2人組アーティストsaraさん(@sara2626_if)の作品です。
これまでにも現実の風景と落書きを組み合わせた写真を多く投稿しており、作品には、「神様の遊び」「こういう発想、素敵」「うわっめっちゃ好きなやつ」などのコメントが寄せられています。
「写真にもしもの世界を落書きしています」
saraさんは、写真を撮るAraiさんと写真に落書きするパートナーのsakoさんからなる2人組のアーティストです。
もしこの世が神様たちの娯楽の場だったら?
もしこの世界が水で覆われていたら?
もしファンタジーの世界の住人がいたら?
そんな日常にある様々な「もし」を2人の作品で表現しているのだといいます。
BuzzFeedは投稿者のsaraさんにお話を聞きました。
――お二人が「写真×落書きアート」を始めたきっかけ、またその時期について教えてください。
2年前にAraiが写真を撮っていると、sakoが「写真に何か描いてみたい」と言ったことがきっかけでした。
何枚か写真を渡したところ、素敵な落書きをしてくれたので何となくTwitterにアップすると、大きな反響がありました。
その時のツイートがこちら
当時は友達でしたが、付き合って1年経ってから「2人で何かやりたいね」という話になりました。
2021年10月から本格的に2人組アーティストとして作品を制作しています。
――「写真×落書きアート」の作品を生み出す際に気をつけていること、こだわりのポイントなどありましたら教えてください。
写真を撮る上での、こだわりのポイントは不完全な写真を撮ることです。すごく綺麗で、写真単体としても成り立つけど、どこか物足りないと感じさせる写真を撮るようにしています。
また落書きをする上では、必ず白線で落書きをするようにしています。お互いの写真と落書きが邪魔しあうのではなく、一つの作品として昇華させるようにしています。
――作品に対する反響で印象的な出来事があれば教えてください。
都道府県魅力度ランキング西日本最下位の佐賀県と、東日本最下位の茨城県で撮影した写真を使った作品があるのですが、それぞれの県が持つ魅力を見ている方に伝えられたことです。
佐賀県 大魚神社
茨城県 鹿島神宮
私たちは、日本全ての都道府県に魅力があることを伝えたいと考えています。
なので、こんな綺麗なところがあったんだといったコメントが、各種SNSで多くいただけたことが印象的でした。
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お2人の世界観はTikTokの動画からも堪能できるので、ぜひそちらもチェックしてみてください。