オンラインと対面、混ざるのってどう?「ハイブリッド就活」への大学生の“本音”

    面接やグループディスカッションなど選考過程が「オンライン」「対面」どちらもあるコロナ禍の就活。ぶっちゃけ、どっちがやりやすかった?困ったことは?就活を終えた大学生に聞きました。

    ハイブリッド就活、大変すぎるって〜〜〜〜!!!

    コロナ禍を迎え、就職活動は一気にオンライン一色になりました。

    大学4年生、いわゆる「23卒」の筆者は、最近就職活動を終えたばかり。ほとんどオンラインで行われていて、相手の反応や表情がわからずグループワークで苦労したこともありました。

    少しずつ従来通りの対面スタイルも復活しており、オンラインと対面の両方が使い分けられる「ハイブリッド型就活」が当たり前になりつつあります。

    そこで今回は、就職活動を終えた23卒の現役大学生たち10人に「ハイブリッド就活」のアレコレを聞いてみました〜!

    現在の大学4年生である23卒は、大学1年生の冬からコロナ禍に突入した代です🥸

    オンラインの就活によって就職活動の早期化を経験した世代でもあります。

    ハイブリッド就活ってどういうこと?

    まずは、オンライン就活と対面就活、どんな風に使い分けがされているんでしょうか?

    「説明会、1次面接、2次面接はオンライン。3次面接や最終面接が対面っていう形が多かった!」

    「就職活動初期はオンラインが多かったけど、4月以降はほとんどが対面だったな〜」

    「最終面接はどの企業も対面だった」

    と、最終面接だけ対面の企業が多かった声もある一方で、こんな声も…。

    「対面就活は一社のみでした!」

    「業界によっては全てオンライン、基本最終フェーズの面接のみ対面」

    「業界によって違いますが、IT企業は最終面接までオンラインの会社が多かった気がします」

    「一社だけ、最初から全部対面のところがあり、びっくりしました」

    業界や企業によっては、全て対面や全てオンラインということも…。

    これは事前に調べて把握しておく必要がありそうです。

    オンライン→対面、苦労したことは?

    ハイブリッド就活の中でも、オンラインからいきなり対面になった際に苦労したことを聞いてみました。

    まずはマナー面から。

    「入退室の仕方!書類の渡し方!」

    「(部屋に入るときや部屋から出るときなど)対面面接に慣れてなくて、YouTubeの面接マナー動画を見て焦りました」

    「ノックの回数や企業の受付での振る舞いなどの対面面接のマナーに慣れていなくて、めちゃくちゃ緊張した…」

    次に多かったのが身だしなみでした。

    「『あなたらしい服装』や『自由な服装』と書いてあって、面接に行く際の服装に困りました!」

    「就活カバンやパンプスの用意も少し面倒だったな〜」

    「パンプスに履き慣れていなかったので、会場に行くまでも大変だった…」

    「下のスーツのシワのばし、対面用のメイク、アホ毛の処理(笑)」

    「マスク下の顔面www」

    あああ〜〜!めちゃくちゃ共感するものばかりです。

    筆者も対面面接に「マスクだからいっか〜」ってリップを塗らずに行ったら、最終面接で「マスクを外してください」と言われたことも。

    企業によっては最終面接でなくても、パーテーションがあったり、面接官の方と距離があったりする場合には、マスクを外すこともあるので、細かいところですが、気を抜けませんね….😅

    逆にマスクをつけたまま面接に臨む時には、相手に聞こえていないか不安になって、筆者はめちゃくちゃ声張ってましたね....(笑)

    他にもこんなことに困った、悩んだという声も。

    「オンラインでパソコンを使ったグループディスカッションに慣れすぎて、対面の場合は何を持っていけばいいのやら…」

    「集団面接の時、どこを見たらいいのか悩んだ」

    「正直オンライン面接ではカンペを用意していたので、対面はそれができないことがやや不安でした」

    「声量などにも気を配らないといけないので大変だった…」

    「相手の目を見て話す練習はしておいた方がいいと感じたな〜。特に普段から目を逸らす癖がある人は損をしやすいと思う!」

    筆者も対面のグループディスカッションで何を持っていくか悩んでパソコンを持っていって、使わなかったことも…。

    対面の場合は、ホワイトボードや紙に書き出して行う場合が多いようです。

    オンラインと対面、どっちが好き?

    みなさんにぶっちゃけ、オンライン就活と対面就活どっちが好きか聞いてみました。

    まずは、対面派の声から。

    「面接は、対面の方が伝えやすかった」

    「会社の雰囲気がわかるし、何より対面で人と話す方が自分が伝わる感じがしたから!」

    「面接官の表情、空気感がオンラインよりもより伝わった」

    「インターンなどはオンラインより対面の方がやりがいもあるし、得るものが多かった気がする」

    「社風を肌で感じやすい!」

    続いてオンライン派のご意見も。

    「大学の授業の合間に説明会や面接を受けることができるから」

    「全てが対面就活だったら、オンライン就活のときよりも選考に参加できた企業数は少なくなっていたと思うな〜」

    「本選考はオンラインの方がやりやすい。対面だと移動時間や身だしなみ、服装など気をつけるところが多くなったので大変」

    「遠方の方は、対面だと移動がかなり大変そうだった….」

    「直前まで慣れた環境で心の準備をして臨めた!」

    「面接の予定を詰めて入れられるから、スケジュールの調整が容易だった」

    「家でリラックスできるし、全身スーツじゃなくていいし、若干カンペもみれる笑」

    「面接中も分割画面でメモを見ることが出来たし、移動の煩わしさもなかった」

    リラックスして面接を受けることができる点や、移動がなくスケジュール調整が楽な面などから、10人中7人がオンライン派という結果になりました。

    こんな準備をしておくとグッド!

    最後に、これからハイブリッド就活を経験することになる後輩学生へのアドバイスを聞きました。

    「オンラインでも対面でもいいので、面接は早い段階で経験して。インターン選考で面接を避けて、早期選考で失敗しないようにしっかり準備して臨んで!」

    「面接会場での振る舞い(ノック、礼、後ろ手でドアを閉めないなど)や移動までの道は、事前に調べて家などで予行演習しておくとよいと思う」

    「スーツなど事前に準備できるものは、就活が忙しくなる前に準備しておくのがオススメ!」

    「大学の授業と就活のスケジュール管理を徹底してください。対面就活で授業に出れない時には、事前に担当教授に伝えて相談するなども大事。なんとか両立させてください」

    「就活中にコロナになってしまうと就活スケジュールがかなり狂うので、自分ができる範囲でコロナ対策をして、就活を進めてくださいね」

    「大抵の大人は優しいです。そんな方たちと対面で話せる貴重な機会だと思って頑張ってください!」

    「対面就活で個人的に一番気になったのは服装や持ち物をどうしよう…っていうことでした。しかし、就活を終えてみると、企業の方は就活生の服装などは全く気にしてないとおっしゃっていました」

    「なので、細かい部分をマジョリティに合わせようとするよりも、どんな環境でも自分らしさを出せるようにすることが重要だなと感じました。自分らしさを忘れず、それを受け入れてくれるような、自分と相性の良い企業を見つけることができるように頑張ってください!」

    「よく『場数』という言葉を聞くと思いますが、本当に回数を重ねることが成功の近道だと思います。もちろん人それぞれ就活のやり方は違うし、情報に惑わされてしまう時もありますが、自分の将来を決めるのは自分です。ぜひ自分自身と向き合う時間を大切にし、後悔しない就活をしてほしいです」

    いつの時代も大変な就職活動。

    オンラインとオフライン、両方の活用はこれからも続きそうです。どちらの利点も活かせるよう、準備して臨んでみてください〜〜!✨


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