たまたま遊びに来た公園で見つけた“巨大な顔”の写真がTwitterで話題です。
「誰だよ公園でガチったやつ……」
そんな一言とともに投稿された砂場の写真には、22万件を超える”いいね”が集まっています。
編集部は幸運にも「公園の砂場に現れたでっかい顔」の作者にお話をうかがうことができました。
砂場のスペースを大きく使い、砂の凹凸で表現されているのはリアルな「人の顔」。
天を見据える2つの目とキレイな鼻筋が特徴的で、口はギュッと固く閉じられているように見えます。
この謎の造形物の出現に、一体誰が作ったのかとTwitterでは大盛り上がり。
中には「実はにるちゃんだったりして……」と、ツイート主であるnil(@nil_singer)さん自身が作ったのでは? という声も。
編集部も気になってnilさんに真相を尋ねてみましたが、「私ではないです!」とのことでした。
どうやらnilさんが砂場を訪れたとき既にこの状況で、公園にいた子どもたちも「顔」そっちのけですべり台で遊んでおり、砂場には寄り付かなかったと当時の様子を話してくれました。では、一体誰が……?
制作者「僕たちがやりました」
ここで、美術革命軍(@GflKqRLPD864105)と名乗るアカウントから当該ツイートにリプライが。
「僕たちがやりました」とのコメントと、3枚の写真が添えられていました。
写真はいずれも砂場の巨大造形物ばかりで、確かに今回の「顔」の作者と考えてよさそうです。
制作者に話を聞く
編集部はあらためて、美術革命軍(@GflKqRLPD864105)さんにお話を聞きました。
――「美術革命軍」とはどのような組織で、いつから活動をしているのでしょうか。
組織の詳しいことにつきましては、作品を楽しんでもらうため秘密にさせていただきます。
美術の近寄りがたいイメージを払拭して、より多くの人に身近に感じてもらい、楽しんでもらうための活動をしています。そして美術に関わる人を増やし、美術全体を盛り上げていきたいです。
――チームやメンバーについて、可能な範囲で教えてください。
美術を愛する若者たちです。
――Twitterでここまで話題になったのは今回が初でしょうか。反応を受け、今どのようなお気持ちですか?
今回が初めてで、大勢の人に僕たちの活動を見ていただけて非常に嬉しいです。
見た人が子どものようにワクワクした気持ちになり、やりたかったことや、楽しそうだと思ったことを行動に移すきっかけになれば嬉しいなと思っております。
――今後どのような活動をしていく予定ですか。
砂場だけに限らず、さまざまな活動をしていきたいです。
・・・・・
公園の砂場に出現した巨大な顔は、美術を愛する若者たちによるパフォーマンスだったと判明しました。
いつか、あなたの街にもやってくるかもしれません……。