このパッケージ、見たことありますか?
ふわふわサクサク食感。食べ始めると止まらない。
「行方不明の子どもを一緒に探してください」
右上に大きく、行方不明者の情報が載っています。
1983年生まれ。知的障害の男の子が11歳で行方不明に。
一体なぜ?
このお菓子を作っているクラウン製菓と、行方不明児童専門機関が業務提携し、「希望のお菓子プロジェクト」と題して2016年9月からこの活動を始動させました。
400万袋に6人の行方不明児童の情報を掲載して販売。
行方不明者の家族だけで探すのは難しいことと、より多くの企業や人々に行方不明者に対する関心を抱いてほしいとの思いから、この活動を始めたそうです。
そして奇跡が起きた。
2017年5月、プロジェクト開始から8ヶ月後に奇跡が起きました。
7歳の時に失踪した59歳の女性が、52年越しに家族と再会。
女性はお菓子のパッケージを見て自ら情報提供し、DNA鑑定を経て実の兄と会えたそうです。
残念ながら女性の両親はすでに他界されていました。
クラウン製菓はこの功績により保健福祉部長官から表彰を受ける。現在は「希望のお菓子プロジェクト第2弾」を始動。
関連リンク(韓国語):失踪児童専門機関 報道資料、クラウン製菓公式サイト