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「最高としか言いようがない」コメダのふわふわモーニング、イタリア人から大絶賛…!自己流の食べ方がさすが過ぎた

出張掲載『イタリア人マッシがぶっとんだ、日本の神グルメ』(KADOKAWA)

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書籍『イタリア人マッシがぶっとんだ、日本の神グルメ』より、イタリア人の視点から、日本人も知らない「コメダ珈琲」の秘めたる魅力とおいしい食べ方を綴った章「 『コメダ』を大好きな理由と僕流の食べ方」を出張掲載します。

note「サイゼリヤの完全攻略マニュアル」で話題のマッシミリアーノ・スガイさんによる初書籍です。


マッシミリアーノ・スガイ『イタリア人マッシがぶっとんだ、日本の神グルメ』(KADOKAWA)

「コメダ」を大好きな理由と僕流の食べ方

 この分厚さなのに、ふわっと口の中で柔らかくバウンドする食パンは、しっかりとした甘みがあって言葉にできないおいしさだ。いちごジャムは、コメダ珈琲店にはジャム塗り職人がいるのか? と思うくらい絶妙な薄さで塗ってあり、ちょうどいい濃さ。言うまでもなく、最高だ。

 目の前に座っていた友達に心配されるくらい感動していた僕は、自分でもびっくりするくらいのいいアイディアを思いついた。「Cセットのおぐらあんを、食パンの中に挟んだら最高じゃないか?」と。食パンの白い部分に穴(切れ目)を開けて、その中にまず軽く塩を振る。ちなみにこの塩はテーブルに置いてあるから自由に使える。そこにおぐらあんを詰め込んで、軽くぎゅっと押して完成だ。

 一口食べた。今度は、大天使ミカエルのような立派な翼が生えてきた。ぎゅっと押すことで、まるであんぱんのように、食べ応えがぐんとアップする。最初に振った塩はあんの甘さによくマッチし、味に深みが出てくる。いちごジャムとの相性はもちろん、抜群に最高だ。

 こんなにも人を幸せにする喫茶店を、僕はほかに知らない。この最高のモーニングセットを、コーヒーと一緒に最強な組み合わせで楽しんだ。

 イタリアの朝ごはんも甘い系、パン系、笑顔が出る炭水化物系が多いから、ちょっとイタリアを感じる。さらにお金を足せばサラダまで食べられる。最高としか言いようがない。

 ブレンドコーヒーも飲みやすくて、苦みや酸味は強くもなく弱くもなく、すごくよいバランスだ。マグカップのデザインもとてもかわいくて、コーヒーをおいしく感じる。そしてなんと、11時以降にドリンクを頼むと、豆菓子というプチな幸せが付いてくる。

 食事はサンドイッチからパスタまである。そして忘れてはいけない、デザートまでおいしい。サンドイッチのパンは軽く焼いたものもあり、表面はサクサクで中はふわふわ。サンドイッチを嚙むたびに、その食感が伝わってくる。

 コメダ珈琲店のいいところは食事やドリンクだけではない。どこの店舗に行ってもすばらしくいい雰囲気を感じる。木を基調とした店内と赤いソファーの雰囲気は、不思議の国のアリスの世界にいるような気持ちになる。

 スタッフも、社員、アルバイト関係なく優しさにあふれていて、距離のない仲間や家族のように接してくれる。思わず「ただいま!」と言いたくなる。もし言ったら「おかえり!」と返してくれたらうれしい。このようなフレンドリーさは、イタリア人にとっては重要なポイントだ。もし一人で行ったとしても、寂しい気持ちにならない。

 コメダ珈琲店の魅力をわかってもらえただろうか。もしまだわからない人がいたら、遠慮なく連絡してほしい。「もう大丈夫!」と言われるまでコメダ珈琲店のすばらしさについて永遠に語れる自信がある。

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