インターネット中毒は精神科では公式には認められていないものの、誰にでも影響を与えうる現実問題だ。

インターネット中毒を病気として認知すべく、多くの医療関係者が論証を行っている。人間がインターネット中毒にならないということではない—— 分類が公式なものになるまでには、より多くの研究が必要というだけなのだ。
BuzzFeed Mexicoはいくつかの疑問を明らかにするため、メキシコ国立精神病研究所の依存症クリニックのコーディネーターを務めるウゴ・ゴンサレス・カントゥ氏に話を聞いた。カントゥ氏は、実際にインターネット中毒になっているように感じている場合に注意すべき10の症状を特定した。1つ以上の兆候が現れているのなら、自分がインターネット中毒になっているかどうかを確認するために、医療専門家に相談してみよう。
1. オンラインのゲームやギャンブルに過剰な時間を費やしている。

インターネット中毒の最も明確な兆候は、ビデオゲームやギャンブルサイトだ。薬物のように、どちらの活動も脳の報酬系を刺激し、よく似た中毒行動を発生させる。
2. 衝動的にオンラインになろうとする。
オフラインの時は、オンラインであることについて考えてしまう。
3. 簡単に自制心を失う—— そして時間感覚も。
「1時間だけ」と自分に言い聞かせ、結局一日中オンラインにいるようならば、中毒状態にある兆候かもしれない。
4. オンラインでないと、嫌な気分になる。
不安であったり、嫌な気分であったり、オンラインに戻ることだけしか考えられないようなら、禁断症状が現れているのかもしれない。
5. オンラインにいるのが本当に、本当に良い気分で、ある意味苦痛が取り除かれたような気分である。
中毒症状は脳の報酬回路を刺激する。食べ物やセックスなど、多くの物事も刺激するのだが、薬物などの異常な刺激は、使用者に依存性を生じさせる可能性がある。
6. オンライン上での行動が個人的または経済的問題を生じさせている。
人生の重要な場面に向き合うのをやめるほどたくさんの時間をインターネットに費やしているときは、自分の習慣にしっかりと注意を払い始める必要がある。
7. 不安、鬱、不眠症に苦しんでいる。
これは必ずしも確実な判別方法とは言えないものの、これらと同様の症状は中毒の原因または結果のいずれかになりうるものだ。
8. 仕事の成績が振るわない。
一晩中オンラインで過ごし、一日中オンラインにいることを考えていると、仕事の成績は著しく低下する。そしてこれは注目すべき重要な兆候だ。
9. 食欲不振を経験している。
もちろん、食欲不振は、様々な種類の中毒を含め、幅広い原因で生じる可能性があるのだが、いずれにせよ、普段の食習慣や食欲の調子が悪いようなら、お医者さんに相談することがいい考えであることには変わりはない。
10. あるいは、自分の体に気を付けるということを忘れ始めている。
基本的な衛生管理や体のお手入れを忘れている場合には特にそうだ。
これらの兆候のいずれかが見られるのなら、専門家の支援を求めるのも良いかもしれない。

中毒には、しばしばその行動を可能にするその他の病気が伴う。また、中毒は克服が難しい一方で、専門家チームと治療の助けがあれば非常に克服可能でもある。
まずは自分の状況を知ることから始めよう。
最初のステップは、自分が問題を抱えていることを認識することだ。
自分の体調や健康について心配なことがあるのなら、いつでもお医者さんに相談しよう。BuzzFeedの記事は、医学的診断や治療、カウンセリングに取って代わるものではない。
この記事は英語から編集・翻訳しました。