エジプト最大のピラミッド内部に巨大な空洞を発見

    どうやって調査したのか。

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    ScanPyramids mission

    今回発見された空間を示す、クフ王のピラミッドの3D断面想像図。

    クフ王のピラミッドの中に大きな空間があることが、科学者の発見で明らかになった。このピラミッドはギザにあるエジプト最大のピラミッド。地球上で最古かつ最大のモニュメントで、どうやって建設したのかはいまだに議論の的となっている。

    このピラミッドは、クフ王の治世であった紀元前2509~紀元前2483年の間に建設されました。新たに発見された空間は長さ約30メートルで、このピラミッドの大回廊として知られている場所の上にあります。この研究は本日発行されたNatureに掲載されています。

    この発見には、宇宙線の副生成物として、大気圏の上層で自然に作られる粒子が使われました。ミューオンと呼ばれるこの高エネルギー粒子は、空気中を通るか石の中を通るかで異なる軌道を取ります。宇宙線によって作られたミューオンは常に私たちの周りにあります。手を目の前で広げると、平均して1秒当たり1つのミューオンが手のひらを通過します。

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    この論文の著者の1人で、フランスの原子力・代替エネルギー庁の原子核物理学者であるSébastien Procureur氏によると、「どういうことかというと、この粒子は物質を通過するとエネルギーを失い、エネルギーを失うと止まったり遅れたりするのです。」とうことです。

    「ミューオン検出器を調査したい対象の後ろや下に置けば、後は1方向からくるミューオンの数を数えるだけです。」

    この数によってミューオンが通過した対象の密度がわかります。この方法によって、ギザの大ピラミッドとしても知られている、クフ王のピラミッドの中に大きな空間を見つけたわけです。

    ミューオンがピラミッドの中を通過することによってどのような影響を受けたかを調べるために、3つの異なるミューオン検出技術が使用され、それらの全てが独立に空間を検出してから発見が発表されました。

    この発見は最終的にこのピラミッドの建設方法を解き明かす鍵になるかもしれません。まだこの空間の正確な方向すらわかっていないので、時期尚早ではありますが。

    「クフ王のピラミッドがどのように作られたかを理解するためには、その内部構造を知る必要があります。ピラミッドの中に新たな空間を見つけたことは、建設の手順を特定する手掛かりを与えてくれるかもしれません。」と論文のもう1人の著者であるカイロ大学のHany Helal氏は語りました。

    「そうはいうものの、現時点では空間の方向や大きさについてさらなる研究と確認が必要なため、空間の観測ということから飛躍しすぎないよう十分に注意すべきです。」

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    この大きな空間が水平か傾いているかは、研究者にもまだよくわかっていない。

    このイメージング技術は、日本の福島原子力発電所や火山のマグマだまりの調査といった他の場面ではすでに使われていました。

    ブラッドフォード大学の考古学・法科学の学部長であるChris Gaffney氏は、ピラミッドは「いらだつほどに調査が難しい」のでこの論文は興味深い、とBuzzFeed Newsに語りました。

    彼はまた、この技術を他のピラミッドの調査に利用すればその重要性を明らかにする助けになるでしょう、と付け加えました。「この仕事は一地方の重要なモニュメントを世界的に重要な場所に変える可能性を秘めています。」

    この技術が有用な場所は世界中にあります、と Gaffney氏は語りました。「この技術が使えるのはおそらくピラミッドに限られているでしょうが、今後対象が広がっていく可能性があります。」

    「特に、自然災害が発生する地域にあるモニュメントの完全な構造の調査を提案します。このような場所の完全さは、災害後の復興、特に観光客を地域に呼び戻すために重要なことが度々あります」

    この記事は英語から翻訳されました。

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    Kelly Oakes is science editor for BuzzFeed and is based in London.

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